攻殻機動隊の実写化映画をみて面白いアイディアが浮かんだので書いていこうと思います。
攻殻機動隊を初めて読んだ、或いは観たのはもうずいぶん昔になります。
ブレードランナーのようなテクノロジーが発展して未来のSFの様相とアジア系のゴミゴミした街並みを合わせた未来感が印象的な作品で、電子化された人間の未来の姿が面白い作品でした。(ブレードランナーは物理世界の話でしたが、こちらは電子世界と合わせたところに面白さがあったように思えます)
映画中では記憶にバグが発生する描写とバグを削除する描写がありました。
映画の話とは本質的に何のかかわりもないのですが、私はその描写を見て人間の頭の中には人それぞれの経験から作られた様々なコードがあるというようなInsightが湧き上がってきたのを感じました。
私の頭の中に浮かんだコードのイメージは以下のようなもので、特定のInput(x, y etc.)に対してある種の計算(人間に合わせていうなら、情報の受け取り方・感じ方)をしてその結果をOutputする、そんな仕組みを持っている機械のようなものだと解釈できるんじゃないかと思いました。
def func(x, y, con=2e-2):
ans = x + (y/con)**3
return ans
ここで最も重要なのはInputでもOutputでもなく、それをどうやって受け止めているか(計算処理しているか)だと私は思います。(上のコードの真ん中の行の部分)
たとえばスポーツファンの人に対して彼が大好きなスター選手が怪我をした、という衝撃的なニュースを伝えたときと、スポーツに全く興味がない人に同じニュースを伝えときではそこから引き出される反応(Output)は変わってくるのは間違いないでしょう。
私が考えたのは人間にソースコードがあるとして、そのコードは一部は似ていて一部は異なっていて、そのソースコードの集合からなる人間の感情(ものの感じ方・受け取り方)はその成り立ちからして千差万別なものになるのだということです。
計算の仕方や運動の仕方などの解釈をあまり挟まないものについてはどんな人間でもInputに対するOutputはほとんど似通ったものになると思いますが、人間関係の築き方や仕事の進め方といったものはその人の経験によって大きく変わってくるものであることは経験的に何となく千差万別であることがわかると思います
世界の一つ解釈の仕方として人間は経験から紡がれたソースコードによって成り立っていると思うと、あやしうこそ物狂ほしけれ。
以上。
【最近のGreat words】
・中国ではどんな素晴らしい超越的な思想もぽとりと地に落ちてしまう。現実という重力場が強すぎるんだ。
from 三体 葉哲泰
【最近のGratitude】
・For Farewell Party
Recent week, farewell parties were rushed. I talked a lot of people who related previous works and don’t talk recent days. Every parties were excited.
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