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2020年09月22日12:08

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あぜ道

どんなにか歩いた道のりも

どんなにか家族であったとしても

その色彩や感情の波長というやつは

全部知れることはできない

たまに瞬間的に共感しあって

共鳴をしあってさえずり

水切りの波紋や庭園の飛び石

のように配置された一瞬間

わたしは誰ともそもそもが誰もが

その一個のものや場所以外のことは知れない

広い宇宙でゴマの如く一粒が

風に流されてたっている

そうして思い感じているのでしょう


風に吹かれた粒子たちが

プラズマとなって人の形になったのでしょう

星の生業を縮図して

なにかの偽物になったのでしょう

砂利が大いに足元に渡りまるで銀河の宇宙線

小川が流れる音に耳を澄まして

まったく別の所から見下ろしている森の木々の視線を感じながら

わたしはなぜ人として生まれたのでしょうかと

思わされたあぜ道

離し難いこの道



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