政府の対応を非難している人たちは、肝心なことを忘れている。
ウイルスを持ち込んだと思われる乗客が乗船したのは1月20日で、25日には下船者の感染が判明したが、その後も2月5日朝までは、船内では隔離の措置がとられていなかった(ウイルスがまき散らされていた)。ということは、仮に潜伏期間を14日とすると、個人差もあるからあくまでも数字の上での話だが、2月5日に感染した人が発症するのは2月19日ということになる。
従って、20日以降にも陽性者が大量に発生すれば、防疫措置がうまくいかなかったことになるが、そうでなければ、初動は遅れたものの、以後の防疫措置はうまくいったことになる。
理想を言うなら、25日に判明した時点で船内の人の動きを一度完全に遮断し、CDCのような専門家集団をヘリで緊急派遣していれば、これほど被害は拡大しなかった可能性もあるが、わが国にCDCはまだないし、たらればの話は教訓として将来に生かせばいい。
■感染防止策に批判噴出=クルーズ船対応、反論に躍起―政府
(時事通信社 - 02月21日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5981300
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