市街地のハトは夜眠らない
辺りが暗くなっても
地下鉄の駅の構内とかで
餌を探してソワソワしている
かく言うおじさんも
若い頃は夜眠らなかった
夜中に繁華街辺り
いつもソワソワしながら
餌を探して彷徨っていたから
何だかハトに
妙な親近感を抱いてしまう
でもね、ハトさん達よ
老婆心から言わせてもらうと
夜は当てもなく彷徨うものなの
彷徨っていた無駄な時間が
いつか年をとった時に
あなた達の大事な大事な
宝物に変わるから
賢く生きてる奴らには分からないから
賢く生きてる奴ら程
すぐに他人を馬鹿にするから
そんな奴らの言動なんて
微塵も価値なんてない
あの素晴らしい無駄な時間は
確かにソワソワしてフワフワしていたけども
若い時にしかできない大切な時間だ
それは彷徨った馬鹿にしか
得ることの出来ない
大切な時間だから
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