スイスへの旅２　ヴェンゲン　ユングフラウハイキング

スイスのほぼ中央部ベルナーオーバーランドの核心部とも言えるのが、アイガー3970m、メンヒ4107m、ユンフラウ4158mの３山と湖と谷に囲まれたユングフラウ地方。ツエルマットの次は、山岳リゾートの村ヴエンゲンに２泊した。
この地を訪れるのは36年振りのこと。標高3454mのユングフラウヨッホに至る登山鉄道が最大の売りであるが、既に乗車経験があり、今回はクライネシャイデックを再訪し、そこを起点にハイキングを行うことに。
前日来のあいにくの天候で、ユングフラウ３山は雲の中、更に弱いながらも雨が降り続く状態。同じ角度から山を入れた記念写真を撮ろうと暫し待つも叶わず。通りがかりの日本人女性にお願いして山無し写真を撮ってもらう。
視界が無い中迷ったが、ハイキングを決行。登山電車の一駅区間ヴェンゲルンアルプまでを歩いたがこれが素晴らしかった。谷全体に轟音が響き渡るも、氷河からの雪融け水が流れ落ちる滝の音であることがわかる。時折、雲の切れ間から雄大な山の一部と氷河が顔を覗かせる。もし晴れていたら、さぞ雄大なパノラマ景色が展開するのではと想像をかきたてられる。
これはこれで、達成感のあるひとときであった。

因みに、視界が良ければどんな風景なのか、36年前に撮影したユングフラウ３山の写真を添付させて頂きます。