東灘区の山麓沿いでは、海の方は晴れていても雨が少
し落ちることがあります。
標題の俳句は、山麓にある女学校の風景です。
今日は、わが談話室で「大丸句会」が行われました。
今月の「わが五句」を紹介します。
「大根をひとつに縛り里土産」
田舎に実家がある、ある一定の齢以上の女性は、うなず
いてくれる俳句でしょう。
「父の道歩むと決めて冬日和」
11月の頃の温かい日を、小春日和と言いますが、「冬
日和=ふゆびより」は、それよりきっぱりした晴天です。
進路をきっぱり決めた少年のきりっとした眼差し!
「この屋敷由緒さまざま石蕗の花」
石蕗の花、とは、つわぶきの黄色い花。武家屋敷、旧家に
ふさわしい晩秋の花です。
「祓戸の留守居を残し神の旅」
祓戸とは、「はらいど」と読んで、お祓いをする神様のこ
とです。11月の季語に、神様が出雲大社に出かけるとい
う意味の、「神無月」とか「神の旅」があります。
町や村で、留守番をする神様もおらんとね(笑)
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