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2017年10月27日22:47

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宇宙さん。



言うまでもなく、

この私の「身体」というものは、ひとつの閉じた小宇宙である。

(「私」だけではなく、「我々」なのだが、とりあえずここでは単数形で話す。)

無数の細菌やバクテリアやヴィルスや、

微小な、微小な、目に見えないサイズの生物達が私の中で、

ものすごい数、生きている。


この「私」すら生きている・・・ということを彼らは認識していないかもしれない。


私の体調が悪いとき、彼らは

「今日は何だか天候が荒れてるな」とか思っている。

つまり、「私」は彼らにとって「環境」でしかない。


そして彼ら(バクテリア等)同士で衝突したり、

手を組んだり、愛し合ったり、働きに行ったり、面接したり、消滅したり、再出現したり、トラック運転したり、

誰かを弔ったり、孤独感にさい悩まされたり、電話で話したり、バンドを組んだり、メシを喰ったり・・・・・・

している。


彼らにとって、私はただの「宇宙」である。


それ以上でもそれ以下でもなし。


それで、ふと思った・・・・・・・っていうか

ある朝、変にリアルに実感し、確信したのだが、


我々の考える「外宇宙」というものは

きっと、超・超・超・巨大な「誰かの身体」なのだ。


宇宙というものは、もうひとつ大きなスケールで見たら

生きて動いて生活している「誰か」、個人なのだ。


その個人、仮に名前を「宇宙さん」としよう、

「宇宙さん」から見れば我々のごときは、

目に見えない微小な、微小な、

バクテリアのごとき、細菌のごとき存在である。


そして我々・・・・・いや、「私」は日々、懊悩しながら暮らしている。










こーゆー発想って、特に珍奇でもなく、また斬新でもなくて、

仏教で言う「曼荼羅」みたいなものかも知れないね。


それとか、「フラクタル理論」とかさ。

そーゆーのに、近いかも。




でも、もし本当にそうだったら面白いんだけど、



我々にはどう足掻いても、知る術が、ない。






暗転
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