「ﾌﾟﾘｽﾞﾝ･ﾌﾞﾚｲｸ 5-9 瞳の奥」TV

『プリズン・ブレイク 5-9 瞳の奥』
＜ストーリー＞
　遂に黒幕であるポセイドンの元にたどり着いたマイケルだったが、息子マイクが再びさらわれてしまう。彼を救出するためにマイケルは数年がかりで用意していた様々な人脈やトリックを使って反撃に向かう・・・

＜コメント＞
　『プリズン・ブレイク』は第一シーズン脱獄もの、第二シーズン逃亡もの、第三シーズン再度脱獄もの、第四シーズン謀略ものとまさに大河ドラマのように形を変えた末に一応主人公マイケルの死できれいに完結した・・・と誰もが思っていたけれども、まさか主人公がそのままで第五シーズンが出来るとは。しかも、第四シーズンのラストで死んだはずのマイケル・スコフィールドが実は生きていて、しかもイエメンの刑務所にいた！というとんでもないところから始まった『プリズン・ブレイク』の第五シーズン。

　なんで？とか有無を言わさぬスピーディさでなんと第５話で脱獄に成功し、残りの４話でマイケルをはめた黒幕の“ポセイドン”への反撃という第三、第四シーズンをわずか９話でやってしまった。特にマイケルの「真実は瞳の奥に隠す」という第８話でのセリフがそのまま伏線になっていたり、相変わらず刺青だらけとなるマイケルがやはり伏線だったりともう最終話での人脈＆伏線回収は実に見事。

　しかし、９話できちんと終了してしまったということは結局このままキャンセルとなるのだろうが、あまりに見事に終わったのでキャンセルなのかミニ・シリーズだったのかとなると後に判断に迷うだろうなあ。
　なんと言っても全ての罠を脱して自由を手に入れたマイケルにCIA長官が「君は類まれば才能を持っている。うちにこないか？」と勧誘するところは笑ってしまった。