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2017年03月01日10:00

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人生意気に感ず「呆れた森友学園と軽薄なナショナリズム。共謀罪法案の行方」

◇園児たちの驚くべき、と言うか呆れた光景が映された。五カ条の御誓文、教育勅語を朗読する姿に、吉田松陰の言葉を朗読する明倫小のことをふと連想したが、教育勅語の一節を言わせるなど適切ではない。呆れたのは「安倍首相頑張ってください」、「安保法制国会通過よかったです」、「日本を悪者と扱う韓国や中国は心を改めて下さい」の下りである。
たまたま他の問題と絡んで取り上げられたが、こんなことをずっとやらせて来たのだろうか。野党議員が国会で「園児たちがかわいそうだ」と指摘した。理事長は日本会議のメンバーだという。安倍首相を応援するつもりかも知れないが、逆に首相の顔に泥を塗るようなものだ。軽薄なナショナリズムが窺える。
◇大阪市の学校法人「森友学園」が一連の問題を起こしている。園児たちのことは、学園運営の塚本幼稚園である。学園が建設中の小学校では大量のゴミの「埋め戻し」が問題になっている。
 また、小学校建設用地の売買評価額が国会で追及されている。国有地の評価額は9億5600万円で、ゴミの撤去費用の8億2千万円を減額すると国の収入は200万円。ゴミの撤去費用にこんなにかかる筈はないというのが市民の常識である。政治家の不当な介入を疑う声があがっているのは当然だと思う。この問題は、国会でこれからも追求が続くだろう。
◇凶暴罪法案の全容が明らかになった。平和な国日本を囲む国際環境は日に日に厳しくなっている。テロの恐怖である。法案はテロを未然に防ぐことを目的とする。そのためには共謀などの準備段階で押さえなければならないが、それは人権侵害の危険が大きいということで反対論が強い。
 イスラム過激派の「IS」はアメリカを最大の敵とするが同盟国の日本も標的としている。トランプが大統領になって緊張は一層強まった。北朝鮮の恐怖はより深刻である。今回のクアラルンプールの暗殺はテロ国家の恐怖の現実を改めて私たちに突きつけた。間近かに迫る東京五輪を守らねばならない。法案は現場の下見や資金・物品の準備行為が処罰の要件となるため、捜査機関の判断があいまいになり人権侵害が起きるという批判である。しかし、テロを防ぐには通常の刑罰法規では難しい。国会の激しい議論を期待し、しっかり見守りたい。(読者に感謝)

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