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2016年10月10日22:34

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旅行記(460:奥穂高岳<10終>-下山-)

(四日目)
前日の夜は涸沢カールに靄が出てしまった上に、雨まで降りだしてしまった。
軽く睡眠をとった後、夜に雨が上がった後で星を眺めようと考えていたら、完全に熟睡してしまい起きたら3時になっていた。
空は完全には晴れず、結局星空も望めなかった。
流星群が見られるような日にもかかわらず、昨日の夜に一瞬だけ見たのが最後になってしまった。
 
全く靄が晴れないまま夜が明けてしまった。
天気は悪くはならないので、この靄が晴れる前に下山をしてしまえば汗をダラダラと掻くことなく、快適に下山できると判断した。
朝食を一番(5時前)に食べ、そのまま下山を開始した。
涸沢カールに居たときには晴れなかった靄が、下山するにしたがって徐々に晴れてきた。
 
その後も高速下山を実行し、横尾の吊り橋まで2時間弱で歩き終えてしまった。
横尾から上高地は、行きは期待に胸を弾ませているので短く感じるが、帰りは単なる見どころが少ない淡々とした11kmの平坦な道で退屈な3時間の道のりである。
横尾を7時半に出発したこともあり、この先は早朝に上高地に入った人が数珠つなぎで歩いてくることになった。
私は一人逆コースの歩きであるため、9割方の人に対して挨拶をしながら歩かなければならない。
普段ならたいしたことはないのだが、さすがに数百人単位となると喉がガラガラになってくる。
声が枯れ始めてきたこともあり、徳澤から先は頻度を落とし、明神からは止めた。
かなりのハイペースで上高地には10時に到着した。
 
まずはバスの予約振替を行い、16時発の便を11時半に変更した。
もう一便早くもできたのだが二日間風呂に入っていないので汗を流したい。
10時台という時間が中途半端で、近くのホテルの日帰り温泉が利用できないタイミングとなってしまった。(10時前と、12時以降ならば可能)
この時間帯で唯一利用できるのが、上高地インフォメーションセンターにあるシャワー室である。
入室料100円、コインシャワー(3分)100円、およびシャンプー50円も併せて買い、利用した。
このシャワー室が良いのは着替え室としても利用可能ということで、汗臭くてたまらなかった登山ウェアを別のウェアに交換した。
私自身は汗臭くは感じていないので構わないのだが、電車に乗ると露骨に人が避け始めるのでエチケットとして必要である。シャワーの利用を終え、少し休んでいるとすぐにバスの出発時刻となった。
 
上高地を出発すると、すぐにバスの中で眠ってしまった。
目が覚めると新島々駅であった。
バスの外に出ると異様に暑い。上高地から標高800m下りてきただけなのに、かなり暑い。
その後松本駅に出るのだが、松本駅を出た瞬間溶けそうになるほどに、さらに暑い。
駅前の温度表示は38度になっていた。暑いはずである。
 
お昼は昨年と同じくアリオ松本にある信州砂場で摂ることにした。(とにかく麺類が食べたかった)
その後は時間が余っていたので、鈍行でのんびりと家まで帰ることにした。
鈍行の割には松本から高尾までずっと同じ顔触れで移動する人が多かったのは意外だった。
特に中央西線からの人が入る塩尻からは、その傾向が強まった。
 
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旅行日:2016/08/13(Sat.)
写真: 涸沢テントサイト(前日夜), 涸沢カール, 上高地インフォメーションセンター
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