第二ミツバチ箱は、相変わらず活気がある。
次から次へと出て行くし入ってくる。
戻ってきたミツバチの足には黄色の花粉をタップリ着けたモノが多い。
裏ブタを外してみた。
電ドルを取り出す。
75ミリの長さのビスを外すとき「キィキィ」ときしむ音がする。
ビスは6箇所にあるから時間がかかる。
すると中から「ウワーン ウワーン」という不連続音が聞こえてきた。
裏ブタを外した途端ウネリは羽をこする「ザザー」という音と混じって大きく響く。
1匹1匹が体を震わせて不愉快を表し、それが全体として一つの威圧する振動として伝わって来ている。
カメラを差し込んで上向きにしストロボを焚きながら写した。
巣は既にかなり大きく作られているし動員数も多い。
こうしてフタを開けていると、そこから出ていくモノもいるし帰ってきたモノは私に体当りして入っていく。
両方とも私を快く思っていないはずだ。
もちろん私は頭から網をかぶっているから刺される心配はない。
巣の外にも花粉らしいものが落ちている。
これは箱に入る時に落としてしまったのだろう。
床には粉状のものが散乱している。
花粉と巣の材料なのだろうか。
黄色の濃い物が花粉で薄い物が巣の材料の粉かな。
巣の中まで届けられなかった花粉は、もう一度拾い上げることはしないらしい。
元々脚にくっ付けて飛んでくるのだから一部落ちてしまうことは織り込み済みじゃないかな。
きれいにしてフタを閉めた。
さあこれで元通りだから私に構わなくてもよい。
せっせと働くミツバチたち。
健気で一途で可愛い。
勝手に見守らせてもらう。
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