その日の「朝まで生テレビ」の神戸のスタジオは午前3時
まででした。
帰りはタクシーを用意してくれました。
家に帰ると、家内と小学校4年生の長男が迎えてくれまし
た。
リビングでは、家が全壊して避難してきている家内の両親
が、まだ続いている番組を観ていました。
家内は安堵に満ち溢れた表情で、「良かった。ほっとした」
と言いました。
震災後の、進まぬ復旧にいらだっていることを口にしてい
た私が、東京に向かって偉そうに言わないか、政府に対す
る不満を吠えないか、心配していた、と言うのです。
むしろあなたは、横にいた「河村宗治郎」という方が過激
に発言するのを時々諫めて良い感じだったと、ほめてくれ
るのでした。
それから20年。
河村さんと付き合っています。
いまだに、彼が吠えて、私が諫める役回りです(笑)
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