稽古始と言うことで、身体をほぐす事を主眼においているので、行書風でおこないます
およその形は、第一体技で検索すれば見つかると思います
1 呼吸投げ(恩賜の御衣)
2 呼吸投げ(転換切り返し)
3 呼吸投げ(前方投げ/ボール投げ)
4 呼吸投げ(転換回転投げ)
5 転換四方投げ
6 転換一教
ほとんどの技が転換から始めることになるので、転換についての注意点
左半身で説明します
楷書においては、左足を軸に右足が180度回転した位置にきます
行書なので相手は手を取りにきますので、このままだと間合いがおかしくなります
あくまで基本ですが
相手が手を取りに来る
左手を下げる
両足の母子丘を軸に90度右回転、左手が自分の帯の結び目ぐらいの位置
そのまま両足の母子丘を軸に90度右回転、左手を前方へ送り出す
相手と肩を並べてたら、左足から前方へ歩きはじめる
約半周歩いてから技にはいる
となります
転換の間、受けはたくさん動くことになりますので良い運動になります
ついでに、草書風になりますと
二行目まで同じ
左足を軸に180度右回転、右足を左足の横に置きます (自然体で立っているはず)
このとき、左手は自分の体側に付いていること、流されたり、離れてははいけません
左足を少し出して右回転して、膝を少し曲げて相手を更に崩す
この方法だと回転するか否かは個人の好みです
蛇足になるかもしれませんが、何故そうなるかを説明します
一番初めの楷書での転換を思い出してください
右足を下げた後、必ず左足を引きつけてから左足から一歩出るはずです
前者の場合だと、後ろ足(左足)から一歩出す(同じ動き)のが自然な動きで
後者の場合は、足を引きつけた状態と同じになります
とても単純な話です
そろそろ読むのが面倒な字数ですが、続けます
1 相手が自分の正面を過ぎてから膝を伸ばし、手を上げる
2 肘が腋から離れない 腕の力ではなく、腰の回転で相手を切り返す
転換は前者の方が、簡単だと思います
3 唯一の転換無しです
左足を少し下げ、体を90度開き、右掌を上に向け、右肘が腋に引き寄せられる
このとき、上半身が相手の方に傾かないこと 間合いが近くなります
腰を捻りながら、掌を上げてくると相手の手のどこかに引っ掛かります
手を取りにいくと上半身が傾きます
身体が前方へ向いたら紙飛行機を飛ばすみたいに相手を送り出してあげる
4 相手が自分の前を通り過ぎたら、右腕を外側を撫で上げて
右手が自分の頭(おでこ)に来たら、切り落とす
相手が自分の正面に来てから、右手を相手の後頭部に添えて回転投げ
5 左手が自分のおでこまで上がってきたとき、相手の身体が正面にあること
腕を上げてくるときに、腋が横に開かないこと
6 右手で相手の手を引っ掛けるときは自分の正面で行うこと
楷書のように相手の腕を振り回さずに、上下運動で十分だと思います
気になるのなら、右手を添えたときに膝を少し曲げれば相手は崩れます
基本は上下運動です、回転方向は転換で動いているから回しているように見えるだけ
転換による、慣性力だけで十分です
更にしつこく受身について
“この技はこのように動くはずだから、受身はこの形で出来る”
“自分より上位者がとる受身の仕方が正しい”
とかは考えないでください
捕りが常に同じ動きをできるはずもないし、指導を受けた技の形が絶対に正しいわけでもない
大事なのは 怪我をしないように受身をとる です
横から見ている人がどのように感じるかは関係有りません
相手の動きに対し、予測せずについていけば怪我をぜず受身がとれていた を目指してください
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