科学技術館を観てきた。
http://www.jsf.or.jp/
微塵も楽しめなかった。此所は大の大人が来るべき所ではない。子供向けの施設だ。とはいえ、仮に自分に子供が出来て連れて来たいかと問われれば微妙だ。
何故来たのかと言うと、子供の頃に来たからだ。当時の私は楽しめた。科学技術の未来に希望が持てた。そこが今どうなっているのか知りたかった。
子供の頃に来た此所での展示物で印象に残るのは「ロータリーエンジン」だ。後に知った知識だろうが、爆発に拠る往復運動を回転運動に変換する必要が無く爆発を即座に回転運動に出来るから効率の良い未来のエンジンだと。ロータリーエンジンがどんな結末を迎えたかは我々は既に知っている。
当たり前だろうが、今日当館にロータリーエンジン関連の展示は皆無だった。
対照的に原子力関連の展示がある事に殺意を覚える。核燃料リサイクルみたいなのはまだ良い。最終処分場所は地下の深い場所だから大丈夫だみたいな説明。いや、未だにそこを何処にするか決まって無いでしょ?人類有史より長い時間が必要な保管場所に対する誤った認識を子供に与えるなよ!
もはや科学技術が我々に希望を与える時代ではないのではなかろうか?ドラえもんではない。
そもそも初期の「ドラえもん」は、どんなに科学技術が優れていようが、それを扱う者が「のび太」だったら・・・というアイロニカルな漫画だった。それは「笑うせえるすまん」に引き継がれているものと理解している。
口直しに行ったサントリー美術館もイマイチで、おまけに草枕のカレーも食いそびれて散々な休日だった。
あと、もう1つ。ミッドタウン駐輪場の10分100円は非道すぎる。
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