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2015年10月06日10:57

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【オペラ】ラインの黄金(新国立劇場)

圧倒的な疲労感・・・。
休憩なし2時間45分のワーグナーなので辛いのは当然なのだが、疲労が増す理由はほかにもある。
電子的な演出は個人的にはあまり好きではない。目がチカチカして、ひどい頭痛になりそうな不安に襲われる。
ローゲ役のグールドは今回の公演がロールデビューで硬さがあったのかもしれないが、声のボリュームと伸びが期待値に届かず。
ヴォータンは息切れした感あり。前半が良かっただけに、ちょっと残念。
もちろん素晴らしいところもあった。アルベリヒとミーメは声量、存在感ともにバッチリ。日本人ソリストたちは外国人ソリストに負けておらず、揃ってレベルが高かった。

オペラを見る上で避けて通ることのできない作品、「ニーベルングの指環」。過去に「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」を単発で、順序もばらばらで鑑賞してきたが、いずれは「ラインの黄金」から通しで見たいと思っていた。新国立劇場で今回の公演を皮切りに3シーズンかけて上演される「指環」は、私にとって(年齢的、体力的という意味も含めて)、絶好のチャンスではあるのだが・・・。
この作品を見るのは楽しみではなく、苦行だ。今シーズンが開幕したばかりなのに、早くも来シーズン、「ワルキューレ」と「ジークフリート」の公演日が決定している。それに向けて体調を整えるしかない。



演出:ゲッツ・フリードリヒ
指揮: 飯守泰次郎
ヴォータン:ユッカ・ラジライネン
ローゲ:ステファン・グールド
アルベリヒ:トーマス・ガゼリ
ミーメ:アンドレアス・コンラッド
フリッカ:シモーネ・シュレーダー
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