夜明けを待っている人がいた
しかし獣も鳥も虫も魚も
夜明けを待っているのに違いなかった
夜に活動をするものもいたが
やはり太陽を待っていた
全てのエネルギーと恩恵の始まりを
さあ、夜明けだ！
�機ヌ�
（ 不思議だねこうやって僕ら
生きているみたいです
地上の道に沿って
歩いたりして
[ 川沿いの堤防にそって道も歩いてゆくのだろうか ]
不思議だね空までのぼった結晶が雲になって降り注ぐということは ）
まるで霧の中を歩いていた
あの山岳の道並には
ゴツゴツとした小岩が多くて
歩くのには苦労したの
膝ととにかく足の裏がいたくて
ほかにもいろいろ
（山肌の霧の遥かさらに上空に
雲はレールの上を走っていて
それこそ天空の風に運ばれて
滞りの天空湖からは地表を滑るように
雨を降らした）
昨日は雨が落ちました
仕事帰りのぼくたちは
非情に残念がってしかしそれで
雨を題材にしてそれぞれが
身近な人たちと打ち解けてゆくのでした
唯雨が降るという出来事は
唯雨が降るのではなく
獣も鳥も虫も魚も
呼吸をしているのと同じです
植物や菌類も感じている同一観念であり宇宙です
すべては共通する枠の中にあるからなのです
そうして雨が降ってあるいは宇宙の理不尽な
それがあの山の頂にも落ちり
山の全ての生態系や構造が駆使して
清らかに濾過したり働いたり鉱物と語り合ったりしながら
山沿いから初めて川は流れただろうか
知らないが
（天空の雲の流れとは等しく川に通じている
青空を眺めると雲があり川のように流れている
また停滞して雷雲や雨雲となっても美しい
川もまたそれに沿って変わるだろうが
天空のさらに天にある川は一度に氾濫することもない）
�供ヌ瓦侶臺�
僕らはまるで夢の一端なのだ
例えば大海に落ちた太陽の水しぶき
そのひとつぶひとつぶの
魂なのだ
おなじように生まれた水しぶきは
それこそ何兆もの精子のようであるが
地上に意識をもたらしたとたんに一となる
僕らは夢の欠片のように
幻想から生まれて現実にある
そうして現実と幻想とはあらゆる科学者が解き明かしたように
調律をもって宇宙は存在することのあらましで
かつての思想家や錬金術師が見出していたように
対比しても同等とみてしかるべきなのです
人はやがて死ぬ
誰もが地上では死ぬ
しかし人は夢を見る
誰もが地上では希望を見る
現実とまぼろしとは、どちらもが一対一の対比を持って存在する
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