仮面ライダードライブ＆鎧武

　ＴＯＨＯシネマズ流山おおたかの森で「仮面ライダードライブ　ＭＯＶＩＥ大戦フル・スロットル」を見る。「鎧武」は近年ライダーの中で、かなりハードな作品だった。親友は悪に染まり、兄弟が殺し合い、敵も味方も次々死ぬ。脚本は「まどか☆マギカ」の虚淵玄で、その個性だろうか。最終話も「まどか☆マギカ」を思わせた。
　映画での最終回は、宇宙人の侵略。体を機械化し、全体で一つなのは、「スター・トレック」のボーグを思わせる。ここでのライダー３人が戦うまでも盛り上げに気持ちが入る。
　「ドライブ」は、バイクに乗らないのはいいとして、ネクタイをした刑事がライダーなのはどうかと思った。超常現象を調べる部署の１人であり、他者には秘密なのは、「ウルトラマン」のようなので、まあいいか。
　「鎧武」よりも今のところソフト路線であり、「どんより」の能力を持った人間に対し、敵味方が共闘するのは、このシリーズに合っている。
　新旧ライダーが顔を合わせる後半は、変身したままでは車に乗れなかったり、意外やコメディタッチ。「神様、シートベルトを」の台詞は、ドライブの生真面目さが出ていて笑った。
　映画版ライダーの最終回は、毎回いいのだが、「鎧武」もそう。生き残った仲間たちの再会で終わるのは素晴らしい。今回も楽しめた。