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2024年05月23日19:49

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上野由恵&加藤昌則@王子ホール

銀座ぶらっとコンサート #194 Caféギンザ12 〜フランス古今笛物語〜

王子ホール恒例の平日昼間のコンサート。
前に行ったのはいつだったかなあ…

 平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、
 お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、
 『銀座ぶらっとコンサート』第194回は、
 作曲家・ピアニストの加藤昌則が店主を務める大人気、
 “Caféギンザ”シリーズの12回目。
 フルートの才女、上野由恵を迎えて映像やストーリーを感じられる
 フランス古今の音楽をお届けします。

とのことだ。

上野由恵:フルート
加藤昌則:ピアノ

01.クープラン:恋のうぐいす
02.ラモー:歌劇『ボレアド』から、第4幕 導入
03.バレ:シャコンヌ
04.リュリ(加藤昌則/編):パッサカリア
05.ビゼー:メヌエット(『アルルの女』より)
06.フォーレ:シシリエンヌ
07.メシアン:黒つぐみ
08.ジョリヴェ:カブリオル
09.プーランク:フルート・ソナタ
<アンコール>
10.加藤昌則:哀鳥歌(世界初演)

古今の中でも「今」が聴きものだった。
つまり、メシアンとジョリヴェ。
フルートのレパートリーには現代曲が多いので、フルート奏者はたいてい現代曲が得意なのだが、彼女は特に秀でていると思う。
彼女が演奏すると、現代曲がとても分かりやすく聴こえるのだ。
これは本当に凄いことだと思う。

と言いつつも、白眉はプーランクのソナタだったかな。
美旋律の中に僅かにビターな味わいを潜ませるのが彼女流。

クープランで始まり、プーランクで終わるというのもおもしろい。

でもって、アンコール。
これは素晴らしい曲だった。
今回の公演のため、由恵ちゃんのために作った曲なのだそうだ。
なので世界初演。
とても得をした気分。

たっぷりのMCもあり、予定の70分を超え、90分というフル・コンサート並みのボリューム。
充実したコンサートだった。

それにしても、由恵ちゃんはホントに凄い演奏家だな。
抽象的な言い方になるが、演奏を聴衆に届けようという思いが強いのだと思う。
彼女の演奏する現代曲がとても聴きやすいのもそのあたりに一因がありそうだ。
それに現代曲必須の技巧とも言えるフラッター・タンギングがとても綺麗なんだよね。

開演前と終演後にドリンクと、協賛のヨックモックからお菓子の提供があり、それもちょっといい感じ。
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