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2023年09月24日12:07

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1年に1日だけ、日本一と世界一の大太鼓の合同演奏を見に「北秋田市たかのす太鼓まつり」を見物(9/10)

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8月24日に仕事で北秋田市役所鷹巣庁舎を訪問した際、「北秋田市たかのす太鼓まつり」というお祭りが9月10日日曜日に開催されることを知った。

5月に秋田勤務になり、まずは東北3大夏まつりの1つ、「秋田竿燈まつり」は初日の8月3日木曜日にじっくり見た。
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2日後の8月5日土曜日には秋田県湯沢市の「七夕絵どうろうまつり」にも行った。
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翌週は国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコ無形文化遺産にも登録された秋田県羽後町西馬音内(にしもない)で3日間開催される「西馬音内の盆踊り」を開催2日目の8月17日木曜日に見に行った。
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そして翌週土曜日、8月26日には「日本3大花火大会」の1つ、通称「大曲の花火」、「全国花火競技大会」を見に行った。
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1週空けて翌々週土曜日、9月9日にはこれも国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているという通称「角館のお祭り」、「角館祭りのやま行事」をサワリだけだが見てきた。
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翌9月10日は日曜日だから休みである。

それまで「北秋田市たかのす太鼓まつり」なんて全然知らなかったが、見ものとしては一枚物の皮を張った太鼓としてはギネスブックにも登録されている世界一の大太鼓の演奏が披露されるんだそうで、貼り出されていた案内ポスターを見ると大人が直径3mはあろうかと思うでっかい太鼓に人が5人もよじ登ってバチ代わりの長い棒で太鼓の上から叩いている(写真1)。

これまで、大きな和太鼓と言っても地面に置いたやぐらに載せて人が下から叩いて演奏するものしか見たことがなかったが、まさか太鼓に人がよじ登って上から叩くなんて想像を絶する。

写真を見ただけでも想定外の大きさの太鼓で、どんな音が鳴るのか想像もできず、ぜひとも現地でどんな音が鳴るのか聞いてみたいと思い、クルマを運転して「北秋田市たかのす太鼓まつり」を見に行くことに決めた。

おまつり自体は11時開演だが、プログラムを見ると大太鼓の演奏は11:00からの「綴子(つづりこ)下町大太鼓保存会」と13:10からの「綴子上町大太鼓保存会」、そして14:40からのフィナーレとして「綴子大太鼓上町下町合同演奏」の3回となっている(写真2)。

この日も午前中から気温30℃を超える暑い日であり、暑い屋外で真っ昼間に最初から何時間も見物するのはさすがにしんどいので、13:10からの「綴子上町大太鼓保存会」の演奏から見ようと考え、秋田市からクルマで向かった。

途中の上小阿仁で昼飯を食べて行ったが、評判の店で満席で、入店できるまでしばらく待った。
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それから会場の北秋田市鷹巣の「道の駅たかのす」にある「大太鼓の館」裏手特設会場を目指したが、道の駅の駐車場が満車で、空くまで待ってクルマを停めるのにも時間を要し、会場に着いたのは13:23になり、すでに「綴子上町大太鼓保存会」の演奏の最中だった。
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それにしてもすごい響きである。

常軌を逸する大きさの太鼓だから、「和太鼓の演奏」と聞いてイメージするような歯切れのいい「トントトトン」というようなハイテンポのリズムではなく、「ドーンドーンドドーン」というような比較的ゆっくりしたリズムの低い響きである。

そして、地響きがして体全体が振動するようなずごい響きである。

こんな太鼓の演奏これまで見たこともなく開いた口がふさがらない状況だったが、もう1曲叩いて数分で演奏を終了。

次のプログラムは認定保育園「しゃろーむ」の園児達による「しゃろーむ太鼓」に備えて大太鼓をいったん裏手にある保管庫を兼ねた「大太鼓の館」に収納。
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普通の倉庫に収まる高さじゃないから、「大太鼓の館」は世界一の大太鼓に合わせて設計されたことがよく分かる。
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次の「しゃろーむ太鼓」は、演奏自体は下手くそだが、一所懸命太鼓を叩く園児達が微笑ましい。
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そして1組目のゲスト、太鼓つながりで横浜から招かれたグループ「ELK」によるインディアンの民族楽器の演奏がステージで披露された。
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次も太鼓つながりの2組目のゲスト、秋田県男鹿市から招かれた「なまはげ郷神楽」のステージ。
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お約束の、なまはげに扮した演者が客席に下りてくると、小さな子ども達は本当に怖がって泣き出すんだな。
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「なまはげ郷神楽」は海外公演も慣れていることもあり演出が巧みで、見ている者を飽きさせず、大太鼓目的で見に来たものの「なまはげ郷神楽」も見ることができたのはラッキーである。
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男鹿市が本場のなまはげだが、秋田県全域で親しまれていることもあってアンコールの声が鳴り止まず、炎天下で大変だとは思うが「なまはげ郷神楽」のメンバー達は「なまはげは男鹿の山へ帰って行きました」と断って「中の人」だけでアンコールに応えて演奏してくれたこともあり、すでに15時と30分くらい押している。
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そして最後の「綴子大太鼓上町下町合同演奏」に備えて準備が始まると、裏の「大太鼓の館」から再び大太鼓が引っ張り出されてくる。
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それにしてもすごい大きさだな。
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人力で押したり引いたりしながら所定の位置に移動するのも大変である。
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所定の位置に据え付けできたら脚立を掛けて演者達がよじ登っていく。
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準備だけでも15分くらい掛かり、ようやく向かって左側の2つ、綴子上町の演奏が始まったのは15:14と、予定より34分遅れて大太鼓の演奏が始まった。
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綴子上町の大太鼓は直径3.80mと、綴子下町の大太鼓より9cm大きいのだが、皮は一枚物じゃなくギネスブックには登録されてはおらず「日本一の大太鼓」との垂れ幕が掲げられていたが、やっぱりすごい響きである。
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続いて右側2つ、綴子下町の演奏に移る。
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大きい方が直径3.71mという一枚物の太鼓としては世界一の大きさでギネスブックにも登録されている「世界一の大太鼓」で、皮は牛革だそうなのでこれ以上大きな皮が採れる牛なんていないだろうからほぼ限界の大きさだろう。
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そして最後に1年に1回だけ、綴子上町と下町の大太鼓4基による合同演奏でフィナーレとなった。
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「(一枚物の皮の太鼓として)世界一の大太鼓」と「(一枚物ではないのでギネスブックには登録されていないがもっと大きい)日本一の大太鼓」を含む4基を同時に叩く演奏は圧巻である。
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20分ほどで「綴子大太鼓上町下町合同演奏」も終了し、「北秋田たかのす太鼓まつり」は全て終了し、演者達も再び脚立を掛けて大太鼓から地上に下りてくる。
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できれば演奏をお披露目した4基の大太鼓を「大太鼓の館」に収納するところまで見届けたいところだが、人が全員下りるだけでも時間が掛かり、それから1基ずつ人力で収納するには相当な時間が掛かりそうである。

もう暑くて参っていることもあり、駐車場に停めたクルマに戻って速攻でエアコンを掛け、秋田市へ向けて帰るしかなかった。

【参考】
ちょっと古いが動画のURLを添付
https://youtu.be/teFZL4GBGIo?si=DfS7gjW20-t6Jjce
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