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2023年08月17日08:31

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2023「秋田竿燈まつり」開幕日にじっくり観覧(8/3)

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5月に秋田勤務になったが、秋田市では「東北3大夏祭り」の1つ「秋田竿燈まつり」が8月3日から6日までの4日間開催された。

自分は20代の頃、初めての地方勤務として仙台勤務していたた頃「秋田竿燈まつり」を見物しに秋田市を訪れたことはあるが、沿道で立ったまま数10分見物した程度でこれまでじっくり見物したことはない。

たまたま仕事の関係で開幕日の8月3日木曜日の観覧席のチケットをいただいたので、座って見られるのはありがたいこともあり、初日だけ最初から最後までじっくり見物させてもらうことにした。

竿燈が運行される秋田市中心街の竿燈大通りが18:15から交通規制され、車両通行止になってから席などを設営するんだろうから、18時半過ぎに事務所から竿燈大通りに向かうと、すでに竿燈が運ばれてきており運航開始に備えて準備万端である。
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指定された観覧席で待機し、いよいよ18:50に秋田市長と実行委員長のあいさつに続いて竿燈が入場してくるが、今年は過去最多の大小256本もの竿燈が参加することもあって思った以上に壮観である。
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竿燈はあらかじめ演技を披露する位置が場所を2回変えて3ヵ所決められており、歩道側の建物に目印の番号が掲げられており、所定の番号の前で待機。
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そして19:15、放送による合図で演技を開始。
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まずは稲穂に見立てた竿燈の穂先を持ち上げる。
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ほぼ垂直に立ち上がったところで下部に竹を継ぎ足す。
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「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声と共に演技者ごとに竹を継ぎ足しながら高さを上げ、最終的には3人目で3本継ぎ足されると、先頭のいちばん大きい「大若」は高さ12メートルにもなる。
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竿燈は大きさによって4種類あり、いちばん大きい「大若」と、それよりは少し小さい9メートルの「中若」は提灯46個、高さ7メートルの「小若」といちばん小さく高さ5メートルの「幼若」は提灯24個である。
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提灯の中の光源は電球ではなく昔ながらのろうそくであり、だんだん暗くなってきた夜空にゆらめく無数のろうそくの灯が美しい。
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演技がクライマックスを迎える頃には、前後の「大若」が寄り添い、これは5基の「大若」が倒れないようにバランスを取りながら1つにくっつき壮観である。
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完全に日が暮れ、ゆらめくろうそくの灯が何とも言えず美しい。
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中にはバランスを失って倒れてしまい、火が消えてしまう竿燈もでてくる。
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次の演者のお囃子が乗っているトラックにもたれ掛かってしまう竿燈もあったが、毎年見物している人によると「演技している方は大変だが、見るには風が強い日の方があちこちで倒れて面白い」なんて言う。
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いちばん小さな「幼若」をヨロヨロと上げる小学生がかわいい。
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大きな「大若」をいちばん高く上げ、演技しながら寄せていくのは迫力あるな。
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こうして1ヵ所につき30分間の演技を終了すると、今年初めて実施された観客が道路を横断できる時間として5分間一方通行で会場を横断できる時間をはさみ、その後竿燈は次の演技場所に移動していく。

これをあと2回繰り返し、1日で3回の演技が行われ、20:35に演技を終了すると、21時までは観客が演技者らと交流したり、竿燈を触ったり記念写真を撮ったり、お囃子や太鼓を演奏させてもらったりもできる「ふれあいタイム」を経て21:00に終了となり、観覧席などを手際良く収納・撤去して21:30に交通規制も解除される。

したがって、観覧席で座って見物する場合、1日で30分の竿燈の演技を3組間近で見ることができるようになっている。

提灯の明かりは電球ではなくろうそくというのが何とも風流であり、なかなか見ごたえのある「秋田竿燈まつり」であった。

ただ、今年の秋田市は猛暑が続いており、この日は最低気温が25℃を下回ることのない熱帯夜だったからただ見物しているだけでも暑かったので、観覧席のチケットをいただいたこの日1日だけしか見物しなかった。
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