父性を究極まで突き詰めれば、それは「言語」だという。
自分ではない「他者」や「社会」に対して、「言葉」で説明する。「相手の立場を考慮する」というのも、結局は父性的な役割であった。
反対に、「母性」というものの中では、そのような言語は消失するだろう。「怒りをフルパワー」にするには、特に男子の場合、母親の力がどうしても必要だった。社会的な立場も、相手も考えない「自分本意の怒り」である。「怒り」を使えば、状況が有利に運ぶだろうなどと考えている人種に対しては、それ以上の「怒り」をフルパワーでぶつければいい。結局のところ、自分ではない他者とぶつかったとき、どちらの「怒り」が勝っているかどうか、その一点しか、さして重要ではない。そして、相手の「怒り」が尋常ではない時、そいつは「ビビって逃げる」のであった。逃げるのは「恐怖」が「状況限定の相手を選んだ上で発揮される怒り」よりも上回っているからであろう。
この行動に対して、多くの人間は「意味が分からない、理解できない」とはならないだろう。なぜなら、復讐される原因はそいつであり、受けるべき「罰」から「逃げているだけ」であった。自分の犯した罪に、そして報復に耐えられない。そして周りからさらに「怒りを買う」「軽蔑される」「孤立する」というような過程から、ヤバイ末路しか、待っていない。
そして私も「辞める事」に以前ビビっていた、その「意味」が分からなくなっていた。「組織の一員?」「曲がりなりにも頑張ってきた？」って?ネクラでつま弾きにされた集団が組織?「アホに合わせる事を頑張る?」って?
それは以前、私にとって「恐怖であり不快な状況」が、つい最近まで、現在の私と「同一化」していたからであった。
その同一化を脱するためには、母の「母性的な力」がどうしても必要だった。だが哀しいかな、母は「我が子を癒したい」よりも「自分が我が子に癒されたい」という手合いであった。
母性的なケアができれば、どうなるか。
�，修両�況が終わったものとして、前に進める。
�△�つ、「その状況で、不和の発端になったクソ」を「殺したい怒り」を自分のなかで正当化し、「怒りのフルパワー」として実行できる。
上記の�，鉢△鯔�たした上で、
��「そこまで、俺のために、俺と一緒に怒ってくれてありがとう。でも、それを実行して、服役したり人生を棒に振るのは、割に合わねえ。だから、その気持ちだけで十分さ」
と、自分自身に腹落ちさせることができるだろう。
以前の私はと言うと、
�，修痢峩寡檗⊃匹ぁ�不快」という状況を延々と繰り返す。言わば「かつての監獄・牢獄にいた、囚人かつ奴隷」役を延々と繰り返す。奴隷が奴隷足りえるのは、「自分を守るための怒り」を押さえ込んでいるからである。そして、殊に「男の一人っ子」は、「自分より下の存在を作らねば死ぬ病」であり、この「囚人と看守」の関係では、言うまでもなく「共依存」が引き起こされる。
もう一度言おう。「起こるべき時に怒らない」から、そのボケは「調子にのり、ナメた真似をする」のである。
人間、弱る時期もあるが、今からでも遅くない、そのクソに「ケジメ」をつけよう。全てそいつが悪い。調子に乗らせた俺が全面的に悪いが、「それとこれとは別」であり、怒りがフルパワーに「俺ができる」のであれば、今すぐにでも実行しよう。それについては、そのボケに、弁解する資格も逃げさせる必要もない。
�◆崚椶蝓廚鯢�印すると、「闘争・逃走」よりも「崇拝・服従」に向かう。女性にありがちな傾向だそうだが、「俺は自分のせいで」となり、服従に向かうそうだ。その相手というのは、言うまでもなく「調子に乗ったクソ」であり、そいつが、奴隷役を側に起きたいのは当たり前だった。
そして、物事はこの通りではない。「その状況でトラブルを招いたのは、そのボケであり、ケジメをつけるために、報復するのみ」である。
俺はずっと、「20代のほとんど」を、自分の本心を生きることと引き換えに、母の感情のゴミ箱となっていた。換言すれば、「母が教師を続ける、収入を得る」事と引き換えに、私は「自分を守るための怒りを発動」することを放棄してきた。男は母を諦める事で、他の女性に食指が動くというが、それに即して言えば、私の場合はまさに、「他の女性と結ばれることを放棄して」、「自分のありのままで生きる」ことを無視して、「自分を下げるようなクソ」に引き寄せられていた。そいつのせいというより「母」のせいである。ただ、もしそれを理解できたのであれば、迷うことなく、「報復すれば」良いのであった。
去年の冬前、そういう「唯我独尊でありながら、劣等感の塊」のような男に再会したが‥‥
その時の、私が彼を見る目が、氷よりも冷たく、鉄よりも固い意志で、スルーした。何ら後悔はない。そして、こいつとの15年近くの時間が、まるで存在しなかったように感じた。同類のクソも同じである。
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