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2022年03月01日13:19

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名詞@世界言語のなかの日本語 日本語系統論の新たな地平@読中感想文

 普通名詞における単数・複数の区別は英語をはじめとするヨーロッパ言語では厳格に義務的なものだが、日本語ではそうではなく複数であることを強調したいときは例えば本。「本たち」なんて言わなく「沢山の本」と言う。代わりに助数詞が豊富だ。n枚・n本・n冊etc.。

>日本語で「男」「犬」「本」というような名刺は、それを単独で使った場合、特定の個物というよりは、総称的な類ないし集合物を意味しているのが普通である。<本書より抜粋>
 つまり日本語ではデフォルトでmen,dogs,booksなのだ。だからa manは1人の男、a dogは1匹の犬、a bookは一冊の本になる。

 日本語の助数詞の種類は2〜300語、これも中国の影響だとしても、マヤ語で80語、グアテマラ南部のマヤ系ツトゥヒル語には200語、さらにツェルタル語では500語以上あるという。こんなにも助数詞が増える理由は謎でしかない。
 タイ語の助数詞は形状によるものだという。日本語でも、枚は紙にもアジの開きにも海苔にも適応されるし、本は細長いものに大体適応される。
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