NHK BS「まいにち養老(孟司)先生、ときどき…」を見る。
「どういう状況なら自分が落ち着いて安定していられるか、それぞれの人がそれが分からなくなった。
そんなの分からなくなったら生き物として最低でしょう。
それでまる(飼い猫)を見ていた。
猫を見ているとね、余計なことを考えないで居心地のいいようにしているんですよ」
まるはいつも、先生の「物差し」だったという。
一生懸命とか、頑張るとか、努力とか根性とか。
ふわりと力の抜けた先生の生き方を見ていると、ものごとの本質をつかむのに、必ずしもそれらの持つ力(のようなもの)に頼る必要はないのだろうと思える。
大体のことはどうにかなるし、それ以前に、大体のことはとるに足らないことのように思える。
若い頃は「あれもこれも」、それが大事。
ある年齢を過ぎてからは、本当に大切なものごとの「あれかこれか」の選択が大事になってくる。
もし「一生懸命、頑張る、努力、根性」といったものが必要になるとしたら、その本当に大切なものごとだけに、それらを傾注したい。
早くまた、先生もお住まいの鎌倉を訪れたい。
鎌倉は本当に居心地のいい場所。
画像は番組にも出てきた、小堀遠州築庭、鎌倉光明寺。
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