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2020年05月30日15:32

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ハンセン氏病関係も思い出して

日本のハンセン氏病隔離。戦後はあの通り、厚生役人がおかしくしたわけたが、戦前は。西洋化が大きな根にあったようだ。1979年出版の全生園自治会刊の「倶会一処」という全生園歴史の本によれば、東京などにもハンセン氏病の人達が多く町にいる姿をイギリス人たちが見て「日本は不潔だ」と日本役人に話したのが隔離のきっかけ。すでに欧米諸国では、隔離政策を行なっていたから、政府は感染性を理由に隔離させていった。天皇の名を語って。それがいきさつ。別に、民衆から沸き起こった事ではない。経済性とも違う。
  強いて言えば、これも「日本の西洋志向」が大きな根。プロテスタント系の人たちの中には、「天皇制が根」と思っている例もあるが、その特に戦前の天皇制の背後には「西洋志向」がある。明治天皇の肖像画は西洋人に擬して描かれてあるし、明治以来、ずっと西洋式の生活をしているわけだし。そこを見落として、単に天皇制批判するのはおかしいと。大体、日本人のクリスチャンもかなりが西洋志向。明治はひどかったし、戦後も。僕の見た人たちも。光明の中学・高校の社会科のカトリック信徒の先生が「黒人はだらしないから、白人に差別される」と授業で話していたのを覚えているし。おかしかった。
  医者の影響が強く、クリスチャンも多かった島田も、西洋志向が非常に強かった。でも、本家の西洋は行き詰まっているのに、日本人が真似したら、もっと行き詰まる。島田が行き詰まったのも当然だし。島田と全生園で僕も実は同じものを見てきた事にも気が付きつつある。それは120年前の夏目漱石の「西洋化への警告」とも同じものであったようだ。
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