ユジノサハリンスク４日目、である。起きて窓を見ると、あにはからんやまたも雨、である。
◎早朝、州立郷土博物館へ
オープンもそこそこに朝食のレストランに入り、朝食を摂る。
９時にチェーホフ山（鈴谷岳）登山へ出発の予定だ。その前に僕は、出かけたい所があった。身支度を調えると、独りでホテルの外に出る。
昨日訪れた州立郷土博物館である（写真）。むろん、こんな早朝から開館しているはずはない。しかし外観などは、もう１度ゆっくり観ておきたい。
◎人気のない博物館敷地に「無断侵入」
ホテルを出て、ちょっと北に向かい、共産主義者大通り（Коммунистический пр.）に出て、サハリン国際劇場センターの交差点を右に（東に）曲がり（写真）、サハリン国立総合大学前を進むと、１０分もかからない。
ここで、構内に無断侵入し、ソ連時代の高射砲などを観たことは、すでに触れた（１８年７月３１日付日記：「樺太紀行（１１）；有料だけれど展示物の撮影は自由；早朝の博物館敷地に潜入してソ連時代の遺物など野外展示を観る」参照）。
この高射砲が、南樺太占領に使われたのかどうかは分からない（写真）。
ホテルに戻る頃には、雨があがりそうであった（写真）。
山に登るのに、雨では、興趣が著しく削がれる。ピーカンではないが、雨があがったのなら、それで良いとしよう。
◎日本製４輪駆動車でチェーホフ山登山口に
僕たちを待っていたのは、日本製の４輪駆動車だった。６台ほど待っていただろうか。僕たちは、１台に５人ずつ詰め込まれ、ホテルから３０分ほどかけてチェーホフ山登山口に着いた（写真）。
チェーホフ山は、ユジノサハリンスクの東側に聳える山塊の１つだ。ここからすぐ東、約１５キロほどでオホーツク海だ。ひょっとすると晴れていれば、オホーツク海が望めるかもしれない。
◎いざ、チェーホフ山のワイルドフラワー鑑賞へ
ただ登山の道は荒れていた。整備がほとんどされていない。日本とは大違いである。
チェーホフ山も、さすがワイルドフラワーの山である。カラフトハナシノブの群落（写真）などは、美しかった。
なお先にチェーホフ山登山行は計８回に分けてアップしているので、山行については下記を参照していただきたい。
ここでは主な写真も見ていただきたい。
・１８年１１月７日付日記：「樺太紀行（２１）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山�─Я�難危惧者２人と共に約６時間の行程でぶじ下山」
・１８年１０月３１日付日記：「樺太紀行（２０）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山�АЩ劃困砲話�せず、７９０メートルちょっとで引き返す」
・１８年１０月２６日付日記：「樺太紀行（１９）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山�Α�標高７９０メートルの稜線に到達、そこでランチ」
・１８年１０月２５日付日記：「樺太紀行（１８）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山�ァД�ラフトハナシノブなどの高山植物に感激」
・１８年１０月１５日付日記：「樺太紀行（１７）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山�ぁВ祁酥召个了海魯錺ぅ襯疋侫薀錙爾諒�庫」
・１８年９月２６日付日記；「樺太紀行（１６）；チェーホフ山（鈴谷岳）登山��：カラス岩に到達、わずかにのぞいたユジノサハリンスクの街」
・１８年９月２２日付日記；樺太紀行（１５）；チェーホフ山（鈴谷岳）で早くもワイルドフラワーに出合う�◆�
・１８年９月１９日付日記：樺太紀行（１４）；高山植物の咲くチェーホフ山（鈴谷岳）に登る� △い�なり『クマに注意』の標識」
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201910030000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記：「ノーベル生理学・医学賞の本庶佑氏の解明したＰＤ−１とオプジーボ」
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