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2019年02月24日08:12

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週記431 サラリーマンというパラダイム

 大阪から来た同期入社の友人たちと職場環境や仕事の内容の話をしていて、サラリーマン、と言う言葉が出てきました。

ずいぶん昔、この言葉は海外にはなく、日本人が作った造語だと何処かで読んだ(或いは聞いた)記憶があります。

この言葉は今では日本のホワイトカラーを象徴する言葉になっているように思えます。

 しかし、私はこの言葉をどうしても好きになれません。

というのも、給料をもらうために働く(the man work for salary)というニュアンス(パラダイム)を強く感じるからです。

 結論から言えばそれは日本社会が生み出した労働に対する脚本を象徴する言葉がサラリーマンだと言えます。

ここでいう労働に対する脚本というのは、簡単に言えば「働くのは生計を立てるためである」というもので、労働(或いは学校での勉学にも一部当てはまる)に対する社会全体の平均的な価値観です。

少し汚い言い方をすれば、その価値観に従って仕事をすると言うことは、自分の価値観は関係なく、やりたくなくても給料をもらっている限りはその仕事を“しなければならない”、ということになります。

実際にはそこまで酷くはないでしょうが、その価値観を突き詰めればそれは日雇いのバイトが黙々とこなす作業と変わりありません。

本来人生の多くの時間を費やす働くことに対する使命感も夢も自己実現も、サラリーマンという言葉には内包されていません。

 小話ですが、以前セミナーで聞いた話で海外の鉄道会社の社長と現場作業員の以下のような話がありました。

“ある鉄道会社の社長になったAさんが現場に訪れた際のこと、そこで働いていた作業員の一人がAさんに話しかけてきた。
「おや、Aさん。出世してすごいね、あんた。20年前はお互い一日中50ドルのために現場で汗水垂らして働いていたと言うのに」
「君は50ドルのために働いていたのか。私はずっとみんなが快適に使えるいい鉄道会社にするために働いていたよ」”

この実話は給料のために働くサラリーマンと目的(夢)のために働く人間との差をよく表しているように思えます。

自分が一体何のために働いているのか、その答えは自分の中にあるべきで、それは少なくとも自分の夢や価値観と一致していたいと私自身は考えています。

 入社したての新人の頃は同期は皆フレッシュで個々の個性とCreativityを持っていましたが、働き始めて4年と9ヶ月が経った今ではこの社会観念とも言えるサラリーマンという存在に変わってきている同期も少なくありません。

そのことについて悲しく思うことはありますが、少なくとも、私が関わっている仲のいい同期たちにはサラリーマンという脚本から脱してCreativeに働いて行ける人間になるようにPositiveな働きかけをして行きたいところです。

そういった仲間は今の所4人くらいですが、徐々に増やしていきたいですね!

以上。

【最近のLiterature】
・夢十夜 Soseki Nastume
In amazon, many old literatures published as e-books and provide kindle with free of charge. A lot of them, I had read old days, so I have a few memories of them. However, then I’m small, I couldn’t understand well about classic great book’s sophisticated explanation and indication.
Now, I get some eager to read them again. 夢十夜 is one of them. After read, I got many inspiration from them and I feel beautifulness of short literature.

【最近のGirlfriend】
・Happy Birthday
 今日はとある国家試験の日です。この週記が投稿されたときはちょうど、彼女はこれから試験を受けに行くところでしょう。彼女の勉強への頑張りや就職後の心意気をもう2年ほど見てきましたが、今日が彼女にとっての一つの節目という日になります。彼女のために私にできたことがあまり多くはありませんでしたが、彼女が描いた未来の第一歩となる大切な日として、今日という日を心に刻んでおこうと思います。
2019.2.24

【最近のCount Down】
After 517 days, the time will come.
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