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2018年11月25日01:38

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映画『ボーダーライン : ソルジャーズ・デイ』を見てきました。

映画『ボーダーライン : ソルジャーズ・デイ』を見てきました。
https://border-line.jp/

【ネタバレなし】ネタバレに敏感な方はお読みにならないでください。

 本作のタイトルのボーダーラインには二つの意味があります。一つは国境をものとしない越境捜査であり、もう一つは法律を超えた手法ということ。目的の為なら、拉致・殺人も厭わない米国防総省の麻薬カルテル撲滅チームの超法規的捜査には、どこまでが正義で、どこまでが悪なのか、深く問いかけてくる作品なのです。
 さて前作では、麻薬カルテルがメキシコ国境の地下に築いた密輸トンネルでの攻防とカルテルに家族を殺害されたコロンビアの元検察官(ベニチオ・デル・トロ)の復讐が描かれました。
 本作では、麻薬カルテルの収入源が麻薬から密入国者支援に変わる中で、テロ実行犯までもがメキシコの麻薬カルテルの助けを得てアメリカに不法入国したのでないかと疑った米国土安全保障省が、CIAのマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)にカルテル殲滅を依頼します。実は前作で麻薬カルテル撲滅チーム率いたマットの正体はCIAだったのでした。

 カルテル同士の抗争を誘発するため、マットに呼ばれたアレハンドロはさっそく非合法なやり方で、敵対する別のカルテルの仕業であるかのように犯行を偽装していきます。
 けれどもいくら『ボーダーライン』だからといって、やり過ぎは禁物。マットの暴走は、チーム全体を追い詰めて、とんでもないことになってしまいます。続編の本作は、とんでもない状態に陥る登場人物たちの葛藤が描かれていて、どう収束させるのか興味津々の結末となりました。
 殺伐としたバトルシーンが多い中でも、前作と比べてほっと人間味や善意を感じさせてくれるさせてくれるマットのある決断にとても好感が持てました。
 一見すると人間としての良心や良識のボーダーラインはすっ飛んだように見えてしまう本作。それを絵に描いたような冷徹なリーダーであるマットでも、あんな判断ができることがとても意外で、人って見かけにはよらぬものだと思いましたね。
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