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2018年10月28日23:29

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超激辛採集

朝夕には暖房が恋しくなるほど寒くなりましたね。仕事の都合で休みが取れずコブヤハズの調査もままならないうちにシーズンが過ぎ去ろうとしている。鈴鹿の調査も根気が2年目、そろそろ纏めにかかる予定はずなんですがさっぱり進んでいない。

昨晩仕事仲間と深夜まで飲み歩き、今朝は窓から差し込む朝日に起こされました。慌てて朝飯をかき込み、出撃の準備。おそらく今日が鈴鹿のコブ叩きもラストチャンス、中間点を少しでも縮めるため1回くらいは叩きに行っておきたい。
幸い今日の日中は気温も上がりそうで、期待を胸にさっそうと高速を飛ばした。

とりあえず昨年マヤサンを落とした地点からセダカの採れた場所までの間をしらみつぶしに叩いていくことにする。目的の峠までの路肩はほとんど余裕のないほど登山客の駐車車両に埋め尽くされている。県境を越えても駐車車両は多く、観光地で休日に調査する難しさを痛感させられる。


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予想通り台風の風で折れた枯れ枝が多く期待を持たせたが、カラカラに乾燥していて枯れ葉を握るとシャリシャリと音がするほど。今日はかなり目線を地表近くに置かなければならないようだ。小1時間叩いてなにも落ちてこない。順次車で下りながらわずかなポイントも見逃さないように移動。この辺りは急峻な地形で西からの季節風がまともにぶつかるためどこも乾燥し、さらにシカの食害で下草がほとんどないため叩けるポイントは非常に限られてくる。少しでも風裏に当たる場所や沢筋を見つけて斜面を上り下りしながらの採集を続ける。3か所ほど良好な場所を見つけて丹念な採集を試みたが結果はゼロ。しんどい採集になると予想はしていたが、これほど落ちないとさすがにこたえる。

樹相などの環境からそろそろ両種の接点あたりと目星をつけたあたりは岩盤露出のススキの穂がたなびく超乾燥した斜面ばかり。それでも猫の額ほどのポイントを見つけては叩いていく。体力も気力もすり減り、まぐれでも何でもいいから落ちてくれと、ほとんど条件反射だけで枯れ葉を叩く。起点から8か所ほどを叩き、とうとう昨年セダカを落とした場所まで来てしまった。せめてセダカのメスでも落として飼育量産化を外注しようと思ったのだが、そこでもゼロ敗。わずかに残されたシダの草むらも枯れ、叩くと粉々に砕け散るほど乾燥していた。

中間点調査をあきらめ、最後のゼロ敗保険でマヤサンでも落としてお茶を濁そうと峠まで戻り、最後の体力を奮い起こしてササやぶに突入。しかしここも林床まで風が吹き抜け、落ちてくるような気配さえ感じられない。地表に落ちたカラカラの枯れ葉を半ば義務感で拾いながら叩くが当然のごとくハサミムシさえ落ちてくることはなかった。



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これで昨年最後の鈴鹿調査から3連続でゼロ敗を食らってしまった。山肌を紅葉に赤く映る。もっと修行を積んで出直しておいで、と言われているようだ。

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