例えば、生まれた時からずっと同じ所にいる人もいる。その人の時間感覚がどうなっているのか気になる。
私の場合は、時間は場所にくっついている。その場所場所に、それぞれその時のわたしがいる。
例えば今倉敷なんかに行くと、それは今の倉敷なのだけど、「40年目の昭和54年」みたいな感覚になる。でも風景がかわりすぎて、懐かしいというより、「ここどこ?!」みたいになるのが悲しい。
中学生から20年ほど同じ所に住んでいるが、行ってた学校であったり職場であったり、やはり場所にくっついている。
同じ所に住んで同じ所に何十年も働いていたら、どんな感じだろう。
今住んでいる場所は10年目になり、子どもは大きくなるのだけど、どこか時間がとまっているような感覚がある。同じ時間の中で、10年たっている、みたいな。
たぶん、今後ここを動くようになったとき、時間がぐんっと動くような気がする。ここの時間がひとまとまりに、思い出になる気がする。
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