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2016年10月28日08:03

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スズメバチとの戦い

この時期、巣箱の中のミツバチを食い物とするスズメバチが毎日多数やってくる。
あまりにもたくさん来るものだから、その巣の近くにトラップを仕掛けることにした。
トラップには何匹ものスズメバチが入っているが、なお押し寄せてくる。
トラップの中にはスズメバチの大好きな匂いのする液体を入れてある。
だからミツバチを食べに来たスズメバチがトラップの匂いに誘われてトラップと巣箱の周りをブンブン飛びまわることになる。
畑に上がる階段は巣箱とトラップの間にある。
畑を行き来したい私は、ほぼ確実にスズメバチと遭遇することになる。
巣の掃除をしたときのこと。
巣の床には何かのウジ虫の他に2匹のスズメバチの死骸が出てきた。
小型のスズメバチだから運良くというか運悪くというか、とにかく巣の中にまで入り込むことができたわけだ。
入ってみれば、そこらじゅうに食い物がいる。
と思ったのも束の間で「あっ」という間にとり囲まれて熱死したはずだ。
その掃除の時にも「ブーン」とやって来た。
その時には巣を開けてあるのでフタをするので精一杯だった。
あるとき巣の中を覗き込むことに集中しているスズメバチに近づいて「バチン」と棒で一撃を加えたら、あっさりやっつけることができた。
すぐ後に2匹がやって来た。
同じように巣の中を覗き込んだ。
「よーし」と声を出さずに近づく。
そして一撃!「バチン」
外れた。
2匹は瞬時に舞い上がり1匹は正面からホバリングして威嚇し、もう1匹は消えた。
と思ったら背後から攻撃してきた。
私の後頭部の下あたりにぶつかっていった。
帽子を深めにかぶっているので黒く見える部分としては、そのあたりしかない。
幸い刺されたり噛まれたりということはない。
そのときは棒を振り回しながら退散した。
自分たちの巣が襲われているわけではない。
それより空腹を充たす方が先だ、ということだろうか。
私を追い掛け回すということはしなかった。
次の機会に棒を振り回したら当たった。
棒で小石を打ったときのような「カン」という音と手応えを感じた。
道路に墜落するのが見えたのでトドメを刺そうと道路に降りていった。
だが、もうすでに復帰して巣箱の周りに戻って周回していた。
「だめだこりゃ」
巣箱にはスズメバチが噛んだあとが無数に付いている。
厚い杉の板を使用しているからいいようなものの薄いものでは穴を空けられてしまいそうだ。
あの噛み傷を見ると人間なんて諦めが早いし必死感がないなぁと思う。






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