姪のところから幼児用椅子を2脚もらった。
もちろん無料だが少し問題があった。
椅子にはシールが貼ってある。
それを剥がさなくてはいけない。
実物を見たら少しやる気が失せた。
私が気後れするほどの量のシールが貼ってあった。
2脚とも貼ってあるが、そのうちの1脚は凄まじい量だ。
まずはホームセンターでシール剥がし剤を購入してきた。
2脚のうち比較的症状の軽い方を手がけた。
剥がし剤をスプレーして少し時間を置く。
剥がし剤が乾かないうちに付属のプラスチック製のヘラでこする。
シールの角にちっちゃな突起ができたら、そこをペンチで引っ張る。
ここで静かに急がず引っ張るのがコツだと感じた。
これでスッキリ取れると嬉しくて万歳したくなる。
だが、そういう簡単なものは少ない。
「おっ行けるか」と乗り気になっているとビリッと切れてしまう。
最後まで手こずるものもある。
切れて切れて少しずつしか剥がれず、しかも糊面だけは残ってしまう。
こうなると、もういちどスプレーして糊が溶け出すのを待つ。
ガムテープでペタペタ、バリバリと剥がすことも試した。
まあまあきれいに取ることが出来ることが分かった。
だがそうとう根気のいる仕事であることは確かだ。
次に着手するまでに少し時間がかかった。
妻が1脚目の出来を見て褒めてくれたのだが、それでもすぐには決心できなかった。
5日間経って手をつけた。
こちらはシールの上にシールがあったり剥がしにくい場所に貼ってあったりと手間がやたらとかかる。
剥がしにくい箇所から手を付ける。
スティックでこする時、けっこう力が要る。
従って椅子の向きを変えて椅子の座りを良くしておく必要がある。
背中のラウンドしている部分やシールが回り込んで貼られている箇所など力の入れ方や剥がし剤が落ちてしまわないか、など気にすることが多かった。
いよいよ最後に座面の最も数の多い場所を剥がす。
もうこれはテクニックはいらない。
スプレー スティックで擦る ペンチで引っ張る これらの繰り返し。
自分でもよくやったと思う。
「新品」と言えるほどきれいに剥がれた。
もちろん一日で作業は終わらず、二日がかりであった。
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