mixiユーザー(id:22861184)

2016年03月22日13:04

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少しだけ傾いた塔

僕らはいつも

何かしらかを見るとき

思うとき

少しだけ崩れて傾いた世界に立っている

そうして憂いたりいまいち釈然としなかったり

歯ぎしりなどをしながら時は回っていることを知る

時計の秒針を眺めたとき

水面に波紋が広がったとき

僕らの針は前へと向いている


いつかいつか訪れるだろうか

自然の景色のよう美しい日々が

夕焼けの空や青い空を渡る雲のように

世界の空を歩ける日が


僕は悲しいときには祈るのです

たまに理由もなく悲しくなるときには

なおいっそう強く願います


僕らはちょっとだけ崩れかけた塔の前にいて

それを眺めているのかも知れません

三千年も樹液を巡らせ空を眺めた大樹のように

そうして隣には少しだけ傾いて綻んだ古い塔があるのです

教えてください鳥よ塔のてっぺんにはなにがあるのか

きっとそんな事が知りたくて生きている
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