乾門を退出後、隣接する北詰橋門より東御苑に入ると、こちらも鮮やかな紅葉風景が広がっていた
。初めて訪れた場所二の丸の規模の大きな回遊式庭園、茶室を経てその先には昭和天皇の時代に復元された武蔵野雑木林がある。
落葉樹の美しい遊歩道を歩くと何故かとても懐かしい気分になった。
自分が子どもだった頃、我が家の廻り至る所に点在し、宅地化の波に洗われほとんど姿を消した雑木林が、あたかも眼前に蘇ったかのようで有った。
木漏れ日が差し込む光景が絶妙で暫しその場の雰囲気に浸ることに。
帰路大手門を出ると、東京駅をバックに銀杏並木が午後の淡い陽を浴びていた。
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