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2015年09月08日00:25

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クラブ選手権

 西武プリンスドームでクラブ野球選手権を見る。社会人野球には、企業チームとクラブチームがある。企業は仕事で野球ができるが、クラブは普段は仕事、練習は個人で、週末に全体練習をやるところが多い。不況で企業チームは減少しているが、クラブは増加。元プロのいるチームもあり、レベルは上がっている。これは厳しい環境で野球をしている社会人の大会。
 今日は準決勝の第2試合、和歌山箕島球友会ー千葉熱血MAKINGから見る。和歌山は96年、箕島高校野球部OBを中心に結成され、今は和歌山県唯一の社会人野球のチーム。
 千葉は06年に森田健作によって設立。これまではあまり強さを感じなかったが、波乱の野球人生を送る河野和洋が就任して以来レベルが上がり、ついに初出場。河野は選手兼任で、今日も4番に座り1安打。背番号も因縁の松井秀喜と同じ55番。
 序盤から千葉が2本のホームランでリード。先発の中山慎太郎は、変化球でフライを打ち上げされる投球で好投。7回、和歌山は四球をきっかけに1点。8回は2死から連打され、同点ランナーを出す。疲れた様子だったので、交代かと思ったが、続投。これが裏目に出て、次打者に2塁打され同点。交代がワンテンポ遅かったか。
 9回は先頭打者がヒット。満塁策を取るが、リリーフ投手が押し出しで、あっけない幕切れ。和歌山は4回からリリーフした新人北面成也が素晴らしい投球。6回のピンチも落ち着いて抑える。それ以外は付け入る隙なし。千葉は後半の守備の乱れが、失点には結びつかなかったが、中山の店舗を乱したのではないか。でも初出場でこの成績は上出来。また来年だ。
 その後すぐ和歌山と、第1試合に勝った茨城ゴールデンゴールズの決勝戦。茨城は05年に萩本欽一によって結成。欽ちゃんが去ってから不振だったが、去年は優勝。今年も決勝進出と好調。珍しい女性監督の片岡安祐美が率いている。このチームはコーチがおらず、投手交代や選手が負傷したときも、自ら出てくる。全て片岡監督が指揮しているようで、最近の成績は、その手腕によるものか。 
 茨城はいきなりの四球から1回に先制。5回にも2安打で加点。先発の丸山雄大は、下手投げから繰り出す変化球を駆使して好投していたが、6回に2死から連打され逆転。7回もリリーフ投手の制球難から、一挙4点取って差を広げる。
 和歌山先発の寺岡大輝は、140キロ台の直球と多彩な変化球で、6回以降は危なげなく抑え、和歌山が優勝。寺岡の好投、そして2試合連続の後半での逆転は、箕島高校の伝統を引き継いでいる。茨城は前半のチャンスを潰したのが惜しい。しかし実力は感じられた。また来年。
 ともに好ゲームで、クラブといえども侮れない。応援団も都市対抗には及ばないが、しっかりしている。西武プリンスドームも遠かったが、密閉されていないドームなので、球場内を鳥や蝶が飛んでいたりする。この感じもいい。来年も見に行きたい。
  
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