mixiユーザー(id:26156846)

2015年06月09日09:17

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定点

『公園等なら気に入った木を一本、決めておくといいだろう。
毎日、見つめていると、次第に木の見せる小さな表情の変化にも気づくようになる。
まだ、二月の初めだというのに、枯れ枝の先にはマッチの先ほどの小さなふくらみが
顔を出すようになる。やがてそのふくらみが淡い緑を帯び始めたかと思うと、
次の日にはその緑がわずかだが確実に濃くなっている……と言うように、
日々新たな発見があり、そのたびに脳は感動に震える。
この震えが右脳を刺激することはもう説明の必要はないだろう。

町の中を散歩する場合も、角の店のショーウインドウとか、
公園の木というように定点観測のポイントを決めておく。
ショーウインドウは町中ではどこよりも早く季節の変化を告げるところだ。
もちろん、毎日ウインドウディスプレイが変わるわけではないが、
ウインドウを照らす太陽の角度は、正直に季節の変化を物語るはずだ。

反対に毎日歩くコースを変えるというのも立派な右脳歩きである。
駅から自宅まで、いつもと同じルートを通っているのはもったいない。
時には駅の反対側に降り、多少遠回りでも、
ふだん通ったことのない道を通って帰宅してみよう。
そんな道でおしゃれなビストロを見つけたりしたら、週末にちょっと足を伸ばして行ってみる。

こんな新しい出会いのたびに、右脳は生き生きと活動を始め、
直観力や想像性を磨くことができるものだ。』

まぁ、バタバタしていて、直観力も想像力も、こりゃ、退化の一途。何とかしないと。

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