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2015年06月07日04:13

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鳥獣戯画展

 鳥獣戯画展http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1707に行ってきた。

 早起き出来たら大英博物館展に行くつもりだったが、寝坊したのでこっちにする。
 入館は15時過ぎ、閉館まで3時間弱。入口で「待ち時間140分」のアナウンスが。それをしている人に訊いたら、甲巻は140分待ちだが、それ以外は待たないで観れると云う。

 まあいい「それ以外」のを先ず観よう。甲巻だかはなんとかなるだろう。
 鳥獣戯画は京都の高山寺所蔵の国宝だ。他の高山寺所蔵の国宝・重要文化財を先ず観る。
 明恵上人の人物像に感動する。右耳を剃り落し(何でか判らぬが)天竺に2度行こうと試みて断念した。ヘタレめ、と思わなくも無いが、当時の交通事情と現代では雲泥の差があるので責められない。そんな事言って俺だって天竺には行ってない。それは目的が無いからだが。

 豊かな仏教世界に触れられる良い展覧会だった。どの展示物の説明だったか忘れたが、
「煩悩は菩提心(悟りを求める精神)と根源は同じ」というのに心打たれた。
 西洋哲学、心理学、脳科学、と最新の理論が続々と出ている中でも仏教哲学は未だ色褪せてはいないのではなかろうか?

 で、甲巻である。
 鳥獣戯画は甲乙丙丁の4巻と現在では看做されている。乙丙丁は18時までに観れた。
 場内アナウンスで甲巻は18時までに並べば観れると云う。というわけで、18時ぎりぎりに並ぶ作戦で再び最初の展示物に戻る。ガラガラだ、マイペースで観れる。17時55分頃に並ぶ。

 3時間待ちは苦痛だった。観なきゃ後悔しただろうが、観ても後悔した。3時間待たされて、観るのは学芸員に「立ち止まらないで下さい」と言われながらの数分だ。立ち止まらないで鑑賞できるわけないだろ?
 しかも、前半はレプリカで後半だけ本物。なら全編レプリカの列を作って、「どうです?本物をどうしても観たいですか?」と云われたら私はレプリカで満足したかも知れない。学芸員に急かされて本物観るより、レプリカをじっくり観たかったよ。
 ちなみに甲巻レプリカの精巧な巻物が6万円で売っていた。誰か買ったら拝観料300円くらい払うから観せてくんない?
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