mixiユーザー(id:8948454)

2015年04月04日21:59

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天野山金剛寺遺跡

金剛寺に戻る際に、遺跡を発見しました。
というかきっとこの辺全てがそうなのでしょうが。

天野山金剛寺には、今の伽藍に加えて多くの頭塔などの建物がありました。
そのため、この建物工事に先立ち河内長野市教育委員会が発掘調査を行いました。
その結果、石組の溝や入口と考えられる施設、煮炊きに使用したと考えられる炉などが見付かっています。
また、土器の小皿や椀を多数いれた羽釜が出土しました。
これは、火や土器の神に対してお祀りをするためのものと思われます。
また、ここからは多くの土器や瓦が出土しました。
土器類では土師質の皿・鉢や瓦質の椀・甕・羽釜さらには中国製の青磁碗や皿などが出土しています。
以上のことから、この場所に室町時代(15世紀前半)頃に炊事をするための釜屋と呼ばれる建物があったようです。
しかし、調査中に多くの焼けた土や炭などが出たことがら火災を受けて焼失したようです。
この釜屋の存在は記録もなく、発掘調査で初めて明らかになったものです。
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