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2015年03月03日09:36

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【謡曲】三井寺

大伯母の形見の謡本を開けたら、三井寺の御朱印が押されてあった。・・・カッコいいな、こういうの・・・。

謡い出しはいきなりシテから。「この最初の一行でシテの技量が分かる」ということで、妙に緊張する。だからだろうか、この曲はシテがとても難しく感じられた。
失った子を探して半狂乱になっている母。しかし彼女が高い教養をもっていることは、三井寺の僧たちとの会話からも明らか。
以前、「加齢によって容貌が衰えてもなお輝いている女性は、知性があるからだ」と聞いたことがある。本作のシテも、今は心身ともに疲弊していて見た目は凄いことになっているが、実際は知的で凛とした美しい女性なのではないかと思う。
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