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2015年01月07日10:37

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京都の旅(2日目)

朝起きて部屋の窓を開けたら一面の雪景色。市街北部の鷹峯を訪れるつもりでいたが、この雪で知らない場所、しかも人通りが少なそうな道を歩くのはちょっと怖いので、諦めることに。
天気が回復して快晴になり、雪がどんどん溶けている。でも、これだけ積もったら午前中はまだ大丈夫だろう。足元が悪いのが不安だが、自分の滞在中に雪が積もるという滅多にない機会を無駄にしてはいけない。金閣寺へ急げ!

以前、三が日に金閣寺を訪れた時は観光客が少なく、やっぱりお正月はお寺ではなく神社にお参りするものなのかと思っていたのだが、さすがに今回はものすごい混雑! しかも足元が悪く、高い木々からぼたぼた落ちる雪で濡れるので、徐々にテンションが下がる。さらに「雪の金閣寺」はガイドブックや雑誌等の写真で見慣れたとおりの姿。というわけで、感動は意外と薄かった(笑)。

その後、バスを乗り継いで、昨年9月にリニューアルオープンした京都国立博物館に向かう。博物館のカフェで昼食をとり、新しく建てられた平成知新館へ。建物自体は正倉院を思わせる外観で、威圧的でないところがステキ。展示室も広い。でも、展示品が全体的に軽かったのが残念。野々村仁清の焼物は出ていたけれど、工芸は興味がないのでスルー。俵屋宗達の風神雷神を出してほしいとは言わないが、お正月だし、琳派400年記念祭が開催されるとのことだし、尾形光琳、長谷川等伯、伊藤若冲あたりの絵画が1点でも見られたら良かったのだけれど。

続いて、博物館の向かいにある三十三間堂を通り過ぎて、少し奥にある養源院へ。伏見城の遺構である血天井が有名だが、私の目的は宗達の杉戸絵と襖絵。ここを訪れるのは初めてではないが、機会があれば何度でも足を運びたいお寺だ。ガラスがはまっていて見にくいけれども、宗達直筆作品を身近に鑑賞できる場所は他には無い。
養源院の近くにある智積院で等伯の国宝障壁画も鑑賞するつもりでいたが、閉門時間になってしまったので断念。

夜はホテルのダイニングでお刺身、唐揚げ、お鍋、ひれ酒、お雑炊のフグづくし。雪の金閣寺にフグ三昧と、幸先のいい一年のスタートとなった(いや、一年の運をすべてこの日で使い果たしたか?)。
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