「なんとかなる！」

という言葉は、今日で、三日目になる「黒田裕子」さん
の偲ぶ会で伺った口癖であります。
今日の夕方、「黒田さん、お願い！」という事態が起こ
りました。

今日は、午後から、東灘区を遊説に出かけておりました。
テーマは「黒田裕子さん精神」であります。
とにかく市民みんなで、お互い様精神を発揮して、みんな
で労わりあい助け合う社会を作って行きましょや！
そうでないと、この社会は成り立って行きませんで！
という演説を繰り返し、回っておりました。

日暮れ近く、ここを最終にしようと決めたのは、深江北町
２丁目の路地でした。
私の演説に頷きながら近づいてきた初老の婦人がおられま
した。私に話しかけられたい雰囲気がありましたので、演
説を中止して、婦人に駆け寄りました。
「亡くなりはったねえ、黒田さん」と、大泣きをされてい
るのです。無言で、熱い握手を交わしました。

それからしばらく演説をして、今日のおしまいにしました。
そして、車を発進させますと「どかんっ」と音がしました。
車の屋根に置いていた、スピーカーをしまい忘れていたの
です。地面に叩きつけられました。
点検してみましたが、音が出なくなっています。

「どうしよう、黒田さん！」「なんとかなる、浦上さん！」

感謝、感謝。