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日記一覧

「・・・ら・・・どら・・・」誰かが誰かを呼んでいる。この声は・・・「サートリ!」カバッと身を起こしたらサートリの頭とぶつかり二人して痛みに身もだえる。「ドラッ、へ」ちょっと涙目なサートリが僕の名を呼んだ。その顔は申し訳なさげだった。きっとと

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フワフワと丸く白く光る球体が飛んでいる。妖精フェアリー達だ。様子を窺いに来たのだろう。あと少しで僕が住んでた家が見えるはずだ。「禁忌の子よ。何故戻ってきた」妖精女王フェアリークイーンこの森の守護者だ。姿を消して話しかけてくる。「サートリが狙

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追っ手の声が聞こえなくなるまで僕は森の奥へと走った。サートリと荷物を降し様子を見る。どうやら眠っているようだ。先ほどの呪文で魔量を大量に使ったからだろう。氷膜は何も通さない氷の膜。サートリほどの魔量持ちでもダウンしてしまう。僕を信じての行動

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水膜は武器とみなされるものを持っている者を通さない性質がある。でも奴らはそれを知ってか武器を捨て魔飛靴フェアリーブーツで追ってきた。魔量を放つ呪文に決まりはない。みんなやりやすいようにイメージしやすい詠唱をする。「魔笛の誘いセイレーヌ」精神

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(´・ω・`) 200枚目
2019年09月17日00:26

君に会いたいと願い涙をこぼす。時間が無情に流れてく。夢の中が幸せ、覚めないでと祈り目をつぶる。夢の中では何時も幸せで幸福感に満たされる。起きるたびに泣くんだ、たった一人。夢の中で終わらぬ幸せを見たい。まるで麻薬のように、夢の中での幸福感に浸

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村を囲う塀まで来た時、「見つけたぞ!」ならず者達に見つかった。「サートリ塀を壊してくれ。僕が時間を稼ぐ!」僕は大剣を抜くと構える。サートリがパチンコの魔石に魔量を込め魔弾を放つ。ならず者達を前に誓う、「今度こそ守る!」僕は向かってきた二人を

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(´・ω・`) 198枚目
2019年07月15日01:24

大丈夫と言った僕は無責任かもしれないでも君にそういうしかなかった 君の道しるべになりたい生きたいと願う君と 死にたいと願う僕相反する僕らは互いにすがった君と生きていられたら 僕の醜い姿を見せずに済むと 思っていたんだ全てがバレた時 僕は最初

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(´・ω・`) 197枚目
2019年07月07日00:35

そっと願った 叶いますようにとそっと願った 叶いますようにと消えていく星空を見た あの星達はどこへ?涙をたたえて僕は 諦めを知った希望は何処にあるの? 絶望は知っている希望は何処にあるの? 消えて行った夢救いの手は自分から得なければならない

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怖い話14
2019年07月01日04:22

叔父さんの背後に女の人がたくさんいるように見える。会うたび外すんだけどなぜあんなにいるんだろ。顔見えぬレベルでたかられていて、最近会うたびに疲れる・・・

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(´・ω・`) 196枚目
2019年06月29日01:04

覗いてはいけない世界を見た 暖かな世界が広がっていた知ることが無ければ 自分が一人と気づかなかったのに鳥のさえずり 雨の音 虫の囁きに耳を傾け一人だという悲しみを忘れようとした頭を撫でてほしかった 叶わない抱きしめてほしかった 叶わない褒め

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サートリに傷を癒してもらい服を着替え荷物を持ち外に出る。そこにはサートリによって氷漬けになったモノ達がいた。僕を救うため、これだけの大人数の命を奪わせてしまったこに心が痛む。「ドラッ、へ」サートリが僕の服の袖の端を掴む。周りに生きている者は

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「おい一人だけ出て―――・・・」そう言った一人はもう地に伏せている。他のモノも一言も発さず切り伏せる。「何だよ!男のほうは弱いって聞いていたのに?!」「フランメ・トロンベ!」炎の竜巻がおき火に包まれる。「やったか?!」誰かが嬉しそうにそう言

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(´・ω・`) 195枚目
2019年06月21日18:43

願い続ける少女は何を求める? 擦り傷だらけの手足で枯れぬ涙をたたえている少女 痛々しい姿で祈る神様がいるのなら何と無慈悲 すがっているものを 切り捨てる大を成すなら小を切るというのか? 正しいと信じ込み 踏むだろう少女はただ祈る救いを求めて

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怖い話13
2019年06月18日16:19

知り合いの体験談。仕事帰りの雨の中傘をさして歩いていたら、背後に人の気配。少し後ろを見ると、雨の中傘を差さず真後ろに女性が立っていた。びっくりして振り返るとそこには誰もいなかったのである。目がなくて怖かったそうだ。その人は他にも体験している

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(´・ω・`) 193枚目
2019年05月01日09:20

この思い君に捧げよう 窓をなぞった指は何を描く?この思い君に捧げよう この言葉は未来を決めてゆく泣かないでと囁いた 慰め方がわからないから笑ってと囁いた 君の笑顔は癒しだから全てを愛せとは言わない 一部でも愛してほしい全てを愛しめとは言わな

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突如現れたサートリを狙う組織から僕達は走って逃げる。家が見えてきた。周りには誰もいない。僕はサートリの手を引き家に着く。不安そうな彼女に僕はほほ笑むと、「サートリ、引っ越ししよう。森の奥になるけど僕と一緒なら大丈夫だよね?」「うん、ドラッヘ

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(´・ω・`) 192枚目
2019年04月05日18:35

ふっと上を見たら細い光があった 温かくて思わず手を伸ばす温かい世界に笑顔が満ちていた 僕はただただそれを眺める君が笑っていて手を伸ばしかけた 触れようとすると崩れてしまう世界に絶望しながらも笑っていた 君は遠い過去になってしまった君が好きだ

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怖い話12
2019年03月28日16:33

両親と弟は亡くなったお婆ちゃんの家に住んでいる。窓から見える建物は屋上から飛び降り自殺があった。元々沼を埋め立てた場所で、陰鬱である。お婆ちゃんが亡くなった後両親と弟は突然その家へ移り住んだ。建物の屋上階。なのに深夜家の中の廊下を行ったり来

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ぐるりと敵に囲まれたドラッヘとサートリはぴったりと背中を合わせる。「君達の切り札はセラスから聞いて対処済みだ。大人しくついてこい」セラスが申し訳なさげに二人を見ている。それを見てドラッヘはため息を吐く。そして背中の大剣の柄を握る。「無駄なあ

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冒険斡旋所の扉が開きドラッヘとサートリがラッケルバードの卵を持って入ってきた。その速さに依頼人は部屋の隅で無言で驚く。「セラス、持ってきた。報酬をください」「なぁドラッヘ、俺と村を出よ「僕とサートリはずっとここにいる!」ドラッヘはサートリの

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怖い話10
2019年03月02日09:51

囁きに返答してみた。「かわるって何?」すると目の端の闇が笑った気がしたと思ったら、灯りをつけているのに近づいてくる。「ねぇ、かわってよ・・・かわってよ」徐々に視界が闇に覆われる。灯りを見ても止まらない。「かわってよ・・・かわってよ」視界がほ

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怖い話9
2019年02月20日07:54

実話怖い話『闇』前に住んでいた家での話。家の中に居ると常に目の端に闇が見えていた。その闇はもぞもぞ動くように形を変えながら目の端に居た。見ようとすると消える。暗闇の中に居るとそれが近づいてくる気がした。徐々に目の端の闇が広がってゆく。灯りが

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ラッケルバード達から逃げ、森の中卵を割らぬよう移動する。卵に水膜をかけているがサートリは細かい魔量調節が苦手なので割らないかハラハラしてしまう。「ちょっと休憩しよう」ドラッヘはサートリに言い石に腰掛けた。五キロの卵を持って移動するのは流石に

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ラッケルバード。崖の部分に巣を作る体長二十センチの鳥。性格はおっとりしているが、卵を集団で守るため一つの大きな巣に住んでいる。羽に毒を持ち触れるものを毒状態にしてから一斉に突く。卵は見た目とは裏腹に、一つ五キロの重さを持つ。高難易度だがサー

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