外国映画・ジョジョ・ラビット(米)・淪落の人(香港)・パラサイト 半地下の家族(韓国)・スウィング・キッズ(韓国)・ジュディ 虹の彼方に(英)・シェイクスピアの庭(英)・ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(米)・はちどり(韓国)
第33回東京国際映画祭 TOKYOプレミア2020部門 観客賞/東京都知事賞受賞作品で、芥川賞作家・綿矢りさのの同名小説の実写映画化です。アラサー独身女性と年下男性の不器用な恋模様を描くラブストーリー。「勝手にふるえてろ」の大九明子が監督・脚本。のんと
今とは比較のならないほど女性の人権や自由が無かった18世紀のフランスを舞台に、望まぬ結婚を控えた貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したフランス映画で、セリーヌ・シア
コロナ感染がヤバイことになっていて、また緊急事態宣言で映画館が休館になってしまったら大変なので、初日の一回目に見てきました。幕末から明治の初めにかけて、並外れた才能と行動力で日本を列強諸国から守ろうとした薩摩生まれの五代友厚の熱い闘いを描い
性別を問わず、幅広い世代の心を捉え、もはや社会現象にまでなった作品の映画化。流行りモノは敬遠する方ですが、映画館のチケットが二枚当たったので、予約が取れない程の混雑は避けて、空いてから夫と見に行きました。その後も快進撃は止まらず、ついにアナ
芥川賞と第54回文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を「横道世之介」「モリのいる場所」の沖田修一監督が映画化し、昭和・平成・令和を生きる一人の女性を老年期、田中裕子、若い頃を蒼井優が演じた人間ドラマです。本は東北弁が苦手で挫折し
瞽女とは、三味線を奏で、語り物などを歌いながら、各地を門付けして歩く、盲目の女旅芸人のことで、国の無形文化財保持者で最後の瞽女、故・小林ハルさんの半生を描いた人間ドラマです。1900年(明治33年)、新潟で生まれ、生後3カ月で失明したハルは2歳の時
堤幸彦監督が雫井脩介の同名ベストセラー小説を映画化したサスペンスドラマです。一級建築士の父と校正者の母は、高校生の息子、中学生の娘とともに、父が設計したスタイリッシュな高級邸宅で平穏に暮らしていました。しかし、息子がケガでサッカー部を辞めて
黒沢清監督が第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したサスペンス映画です。舞台は1940年の太平洋戦争開戦間近の神戸。貿易会社を経営する優作は、出張先の満州で恐ろしい国家機密を偶然知ってしまい、正義のために
2014年に実際に起きた事件がベースになった社会派エンターテイメントで、中国映画です。舞台は中国、上海。強壮薬輸入店の店主、チョンは、家賃を滞納するほど困窮していました。そんな時、慢性骨髄性白血病患者の男から、国内では認められていない、イン
韓国の現代女性が担う重圧と生きづらさを描き、日本でも共感されて話題を集めたチョ・ナムジュのベストセラー小説の映画化です。結婚して仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは時として閉じ込められたような感覚に襲われ、夫の家に帰省した時の理不尽さに
様々なシチュエーションでコスプレして撮影するユニークな家族写真で注目を集めた写真家・浅田政志氏のの実話をもとに描く、家族の絆物語です。前半は、かなりユニークな家族の話という感じですが、中盤から大震災の話になって、主人公にも共感でき、感動させ
映画祭で見ました。愛知発公開の作品です。イタリア映画で、マッテオ・ガローネがプロデユーサー、監督も主演も初映画作品。舞台は現代のナポリ近郊。17歳の少女、ネヴィアは、男たちが仕切る世界で闇商売でしのぐ祖母、叔母、妹と隠れるように暮らしていま
映画祭で見た、韓国・ロシア映画です。1950年代にモスクワ国立映画大学に留学し北朝鮮の若者8人が帰国せず、当時の金日成首相の独裁政治を批判して1958年にロシアに亡命しました。広大なユーラシア大陸に移り住み、ある者は映画監督として、ある者は
書くのがずいぶん遅れてしまいましたが、今年も九月上旬に無事、映画祭が終了。コロナのせいで、作品数も少なく、海外からのゲストもゼロ、客席も限られたため、チケットも例年と違って、最初から作品別のを購入しなくてはいけなくて、たくさん買う人の割引も
大変面白く、随所で笑わせてくれますが、感動もしたシネマ歌舞伎、最高!大満足でした。この原作ではないけれど、ずいぶん前に井上靖の本で読み、江戸時代の漂流民で、ロシアまで行って長い年月の末に帰国した光太夫を知りました。壮大な実話に感動し、三重県
野中ともその同名人気小説を日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作「新聞記者」の藤井道人が映画化。14歳の少女、つばめに起きた、ひと夏の物語です。つばめは隣人の大学生にひそかに恋心を抱くごく普通の中学生で、両親と幸せな生活を送っていましたが、父と、
昭和20年8月6日、広島に原爆が投下され、爆心地から3キロ以内で被爆し、奇跡的に焼け残ったピアノは「被爆ピアノ」と呼ばれます。被爆2世の調律師として全国に被爆ピアノの音色を届けている矢川光則さんの実話をモデルに、佐野史郎と「AKB48」の武藤十夢のダ
神山征二郎監督による、2008年のリーマンショックによる経済不況のあおりを受けて「派遣切り」の危機に直面した労働者たちの闘いや労働者の家族を描いたヒューマンドラマです。石黒賢主演で、共演は中山忍、川上麻衣子、綿引勝彦など。主人公は業界最大手の自
スパイ容疑で逮捕された80代の女性の実話に基づくベストセラー小説を、名女優ジュディ・デンチ主演で映画化したイギリス映画です。夫に先立たれた後、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていた平凡な老女ジョーンが、突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしま
余命宣告も受けた大大林宣彦監督が20年ぶりに故郷・尾道で撮影し、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルと様々な映画表現で戦争の歴史をたどった映画で、昨年の東京国際映画祭で上映されましたが、劇場公開を前に大林監督は20年4月10日に他界。本作
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が痛快な詐欺師を演じる人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。テレビドラマは好きでいつも見ていたけれど、劇場版一作「ロマンス編」はテレビで見ました。今回、映画館に見に行ったのは、ファンだったわ
自身の少女時代の体験をもとにしたキム・ボラ監督の長編デビュ―作で、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた韓国映画です。世界各地の映画祭で50冠、韓国で、「パラサイト」に次ぐヒット作だそうで、是非見たいと思いました。舞台は1
新聞記事からヒントを得て、俳優エミリオ・エステベスが主演・脚本・監督・製作を務めたアメリカ映画で、行き場を失ったホームレスたちの避難所と化した図書館で起こる騒動を描いた社会派ヒューマンドラマです。米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直
1月の公開時に、迷ったものの見なかった映画ですが、遅れて上映する映画館のチケットを友だちにもらったので行ってきました。「Love Letter」の岩井俊二監督が、出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった二つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの
阪本順治監督によるハードボイルドではなく、ハートボイルド・コメディ。18年ぶりの映画主演となる石橋蓮司が演じるのは、巷で噂の伝説の殺し屋、サイレントキラー。しかし彼の正体は、ハードボイルドを気取るが、全く原稿が採用されない時代遅れの作家なので
1980年代のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた、実話に基づく青春音楽ドラマで、イギリス映画です。87年、ロンドン郊外に住むパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な
ペドロ・アルモドバル監督が自伝的要素を織り交ぜつつ描いた人間ドラマで、スペイン映画です。世界的な映画監督サルバドールは70歳を迎えて心身ともに疲れ果て、生きる気力を失い、引退同然の生活を送っていました。そんな彼のもとに、32年前に手がけた作品の