『自分の知識、つまり既知の部分を円で表し、それ以外を世界の未知の部分とすると、両者の接触するところ、つまり円周で疑問が生まれます。もし私の知識が増えて円が大きくなったとすると円周は長くなります。そうするといっそう疑問が増えることになります』
『新自由主義というからには、もともとの自由主義がありました。古典派経済学は、個々の資本が自分の利益を追求していけば社会全体の利益も実現されていく、と主張しました。それは、封建的な経済からの脱却という進歩的な意味を持っていました。しかし同時に
『自分の物事に対するケアの割合。ケアの集中度。何までを良しとし、何までを悪しとするのかの線引きの場所。すべてが人生とつながっている。目の前の出来事がすべてつながっている。確実に問題を解き、目標を達成させる。「……だろう」とか「たぶん……」で
『資本主義社会で、資本がつくる商品の最大の買い手は、資本に労働力を売っている賃金生活者、労働者です。資本は、その労働者を自分の工場ではできるだけ安い賃金でできるだけ多く働かせようとする。本工は賃金が高いから派遣に切り替えるといったことを平気
親が「勉強しなさい。勉強しないといい大学に入れないわよ」というのは、ある意味、正しいことです。ただ残念ながら、それで勉強する気になる子供はいません。正しいことを語るのは、リスクを負わないこと。だから人のこころに響かないのです。野球のコーチが
『1937年に始まった日中戦争について日本政府は、これを戦争ではないと主張し、「支那事変」とよんでいました。アジア太平洋戦争が始まると、日本政府は「支那事変」も含めて「大東亜戦争」と名づけました。その名は、日本が打ちたてようとしたアジア全域の支
『怒りは、その原因になる「嫌なこと」をネガティブにとらえることで起こる感情です。でもそれは、セルフコントロールのできない人がやることです。できる人は違います。嫌なことを、自分を成長させてくれるヒントだと思うことで、頭にもこないし、怒るどころ