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日記一覧

実に私は、清水義範の「大人のための文章教室」(講談社現代新書)を、5年がかりで読んだのである。私は、早いときは早いが、遅いときはびっくりするほど遅読である。文章は面白い。ひとつひとつのエピソードが、すっすっと頭に入ってくる。しかしな。全部自

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「この道」と母性愛
2015年02月26日03:53

私は母性愛が異常に強く北原白秋の「この道」の「この道はいつか來た道、ああ、さうだよ。お母さまと馬車で行つたよ。」と聞くとオイオイ泣き出してしまう、そんな変な「お母さんぶら下がり娘」であったとさ}(笑!)

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黒い犬
2015年02月26日01:32

当初、「のらくろ」(田川水疱・著)はチャップリンだった。白い、順血種の日本犬ばかり集う「猛犬連隊」(日本軍)に、ふらりとやって来た雑種(黒)のノラ犬だった。これがちょこまかニクめないやつで、ひとつひとつのエピソード、「軍隊の厳しい訓練」や「

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黒い人
2015年02月21日22:44

戦前の漫画家・島田啓三はWikipediaによると「手塚治虫の回想によると、手塚が島田のもとを訪れて自作の『新宝島』を見せ評価を求めたところ、「こりゃ、漫画の邪道だよ。こんな漫画がはやるようになれば大変なことになる」と評したという。」のだが

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人差し指の痛み
2015年02月21日18:00

若い頃はそうではなかったが、左の人差し指間接が痛みだすことがある。(足は裸足でへいっちゃらなのだが)「今夜は冷えるな」と思う。そして、若い頃腱を事故で切ったこの効き指が「もう自由に動かせない」こと「ああ、私もう何も、自分では描けないんだわ」

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頭の良さ
2015年02月20日15:43

一緒に暮らしてみると分かるが、シャイなドッコイ氏はなかなか表に出さないが、しかし恐ろしく秀明な脳の持ち主である。記憶力も分析力も、情報処理力もレベルが違う。「ああ、かしこい人の脳というのはこういうものか」と思う。かたことなら、どこの国に行っ

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過剰申告
2015年02月19日18:09

「やっぱり根元の太さが違・うかねっ」「何かね」「なにかっちゃそりゃ…」ガッ「舌の根元さっ!」「わあぁ〜奥さんひと目がないとはいえ…っ!」「じゃひと目があったほうがいい?」「…ないです」「!んじゃ!」「むーっむーーむーーーーっっっっっっっ!」

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スカトロで知られたモーッアルトだが「『俺の尻をなめろ』K.231(382c)は、さすがに大全集にしか入っていなかった5500円、さすがに高いな、チェッ!ちなみにドッコイ氏の着メロはバッハのカンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」(BWV140)であり私のは「主よ

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ハルマゲドン
2015年02月18日15:43

「そろそろハルマゲドンですかねぇ…」と、ドッコイ氏はハンドルを握ってつぶやく。ISILがどうしても譲らなくて、持ってる兵器使いまくってドッカン!…やだなあ、油臭い最終戦争で死ななくちゃならないのって。人間には知恵があるはずだ。そうなる前にもうひ

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P子ちゃん
2015年02月15日21:11

仮に「P子ちゃん」にしよう。地方の大都市出身である。何度も交通事故にあって頭を打っていた。いつも純真な笑顔で歩いているので、宗教勧誘が多かった。「お金払えないですけれど、いいですか?」と言っても、当時は「オウム」などのカルト宗教ブーム以前、

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気が狂う!
2015年02月15日16:50

もし、もう一度入院したら気が狂うな、というところがある。「精神病院」である。「気が狂っているから入院するのだろう。」とみなさんお思いになるだろうが、まあお聞きなさい。あそこは「戦前の鬱病戦前の睡眠障害脳炎(私はこれ)思春期性過食症リストカッ

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上から下血
2015年02月15日02:32

私は漫画家だったので、クライアント・読み手の気持ちは、吐いて、吐いたものに血が混じるまで考えた。いっちゃなんだが、私は、今はふつーのオバサンだけれど、当時カリカリに痩せていたんである、ジーンズも昔あったブラックのエスプレッソ・パンツ(フレン

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今日は歯医者。ま〜た〜け〜ず〜ら〜れ〜る〜う〜!(笑)それにしても気の長い歯医者で、ゆっくりゆっくり進めていく。丁寧なのはありがたいが、早く楽になりたい…ところが、突然来ました「腹下し」!さあどうする!止瀉薬(ストパにあらず、ビオフェルミン

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奧村チヨちゃん
2015年02月13日17:30

奧村チヨにサインをもらいに行って、ダメで、いいや自分で書いちゃおうとしたら、愛のあまり「奧村チヨ『ちゃん』」と書いてしまう漫画が赤塚プロにあった。描いたのはたぶん長谷一夫さん。いや奧村チヨはスゴカッタ。「貴方に逢ったその日から」「恋の奴隷」

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とにかく私は私立に受かって、みんなが進む中学には行かないで済むことになった。窪地のどん底にある元・焼場、通学路は「地獄坂」と呼ばれていた。卒業式の日、それまで半ズボンだった鶴角くんが(東京の男の子は半ズボンが標準だった)スーツ姿で壇上に上が

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山部はどんどん勢力を伸ばしていった。(ウラに影の大ボス、猪原がいることも知らないで。猪原は2組の目立たない頭の切れる子で、中学生になってから、ホントの顔を出し、みんなに線路に置き石させたり、集団万引きさせたり、でも絶対表に出ない「ウラボス」

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 さて、山部の一件は落着着いたクラスだが、あいかわらず「親分風」吹かせているのにはかわりなかった。小柄な男の子や小さな派閥の男の子は陰で袋だたきにあっていた。 女の子はそろそろ色気が出てくる頃なので、ハンサムで成績の良い(でもよく見ると弱い

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甘い物
2015年02月09日14:41

母に「義母への甘い物の差し入れはもう止めて」と頼む。これ以上運動いやがって太っていったら、もうドッコイ氏に義母は支えられない。

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発狂
2015年02月09日06:20

私は発狂した。 もうひとつの修行していた表現の道、 それがアッサリと「無理」と宣言され、 私は何も人に伝える道をなくしてしまった。 精神抗鬱剤も睡眠薬も効かない。 私は静かに あとくされのない、目立たない自殺の方法を考えてい

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「私ってアルカロイド(有毒性)?」と尋ねると、夫・ドッコイ氏は「ええ、そうですよ。」と笑って答える。そもそも彼が初めてなのだ、私の「眠り姫の・茨の城の呪い」を潜り抜けたのは。私は「付き合う男の人、みんな、お義母さん植物人間か死んじゃう呪い」

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ものごころ付いたときからバイセクシャル(両性愛者)である。しかし、私が小さい頃からしばらくは社会的偏見が強く、これを自然に通すのにものすごく苦労した。(今でこそ「当たり前」だけれど)私は左利き(「ぎっちょ」)で、小学生にあがる直前火傷による

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