mixiユーザー(id:21805430)

2015年02月06日05:45

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「アルカロイド(有毒性)」

「私ってアルカロイド(有毒性)?」
と尋ねると、夫・ドッコイ氏は
「ええ、そうですよ。」
と笑って答える。
そもそも彼が初めてなのだ、私の「眠り姫の・茨の城の呪い」を潜り抜けたのは。
私は「付き合う男の人、みんな、お義母さん植物人間か死んじゃう呪い」にあった。花の女子校(もちろん男女交際厳禁である)卒業して共学大学に入ってから。とにかく、「これは!」と思った瞬間、お義母さん倒れるか死んじゃって、彼は故郷に帰っちゃう、か、学校中退するんである。
「人生男運はあっちゃいけないんだ…まあ男友達は多いし…いっか!」と過ごしてきた。
(まあ私は両性愛・バイセクシャルなので、それはそれでよかったけれど。「アナと雪の女王」みたいなもんですな、触れる男みんなお母さん凍っちゃうのって)
若き日のダライラマみたいに清らかで、太っちょさんだけれど指がほっそりきれいで、澄んだ瞳のドッコイ氏と恋に墜ちたのは奇跡みたいだ。
しかし、婚約してすぐお婆さんは亡くなっているんである。
1年喪に服し、さあ、と思ったら今度はお義母さんが脳内出血で倒れた!しかし、私の王子様は奇跡を呼んで、回復!
お義母さんは復活したのだった。
わたしは小学生以来「ぎっちょ」で「びっこ」で「黒ランドセルのオトコオンナ」の『みんなの穢れ』の側にいつもいたので、「本当の奇跡」にビックリした。
ドッコイ氏と結婚し、スッタモンダあっても幸福に暮らしている。
氏も、どうやら復職出来そうな雰囲気である(まだ分らないけれど)。
「アルカロイドを外に出しちゃいけませんよ」とドッコイ氏は常に言う。
「あなたは毒が強すぎるから、それを『笑』に転じて出しなさい!」と。
そうは言われてもアジの干物ひっくり返すみたいにいかないところが、難しいんではあるが。
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