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日記一覧

出会ってくれたぴがし
2021年11月29日11:11

拙著『久保田耕民に捧ぐ』『久保田耕民をめぐる冒険』を奇特にも読破してくれた友人ぴがしが、耕民の絵や写真を見に、昨日遊びに来てくれた。素人作家の河童同様、彼もプロではないけどかなりの腕前の絵描きだから、耕民に興味や親しみを感じてくれたらしい。

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これは1980年10月22日、朝日新聞岡山版の記事。久保田耕民の没後11年ですね。報道してくれるのはいいけど、この記事、ツッコミどころ満載。まず、耕民が「知られていない」てそない強調せんでええやろ!「大阪春秋会の会長」って「有秋会」やがな!

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今日はホントに寒い。道行く人もコート、手袋、マフラー。けど飼育箱の中には、まだ数尾の幼虫が残ってるんだよ。もう随分長い間、終齢虫のまま。あんまり葉っぱも食べない。きっと寒いんだろうな。ちゃんと蛹になるのかな?春に羽化してくれたらいいけど・・

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久保田耕民のことを書けば、当然のように伴侶たけにも触れることになったけれど、そのたけもなかなかの人でした。将棋の坂田三吉に字を教えたという、書の大家・中村眉山の妹で、とんでもない跳ね返り娘だったらしいけど、その幼少期には、新渡戸稲造に可愛が

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落ち込みの季節
2021年11月24日15:12

天気はよかったけど、木枯らしがゴウゴウと吹き荒れて、メチャ寒い。あぁ、大嫌いな冬だぁ。毎日のウォーキングも辛くなるよな。夏場はスーパーの中で歩数を稼ぐという手もあるんだけど。父母の眠るお寺に行くと、ぼくはイチョウの黄色が大好きなんだよね。こ

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今はどうなのか知らないけど、アメリカの日系コミュニティーがある町では、日本語新聞が発行されてたりします。ぼくもアメリカひとり旅では、日本語と文字が懐かしくてときどき読みました。「ロサンジェルス・ドジャース」のことが、「ダッジャーズ」と表記さ

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2日続きで来客があることなんかめったにないんだけど、今日は横浜の、ヒメのファミリーが遊びに来てくれた。今はプリンちゃんが「最後の恋人」だけど、それまでは、てか、先代「最後の恋人」はヒメだった。16年前のクリスマスに鳩間島で出会ったんだよね。

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第4話の写真のキャプションに、「二人で旅に出るようなこともあったのだろうか」と書きました。あったようですねぇ。もちろん、アメリカ行脚は耕民とたけ、ふたりで行ってるんだけど、画業抜きでちょっと温泉にでも、なんてことは、そうそうなかったんじゃな

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旅の話は泡盛以上に酔う
2021年11月22日01:33

もう昨日になるけど、北の果て、礼文島で知り合ったYさんが、旅の途中に我が家へ遊びに来てくれた。礼文で語り合っていて彼が八重山ファンとわかり、それから娘たちより若い彼とのつきあいが続いている。旅って、いいよね。昼からうちで呑んでたんだけど、彼

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頭の回転が悪い!竹子はいつ結婚したんだろうって、わかるやん。おばあちゃんの位牌を見てきました。平成元年 87歳で亡くなっている。ということは・・・・えーい、元号ってめんどくさい!1902年明治35年に生まれてるから、1890年生まれの耕民と

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第2話に、耕民と「たけ」の結婚について書きました。たけは14歳で耕民宅に青森から来ましたが、たけにはまだ月経もなく、母と一緒に来阪し、母も結構長い間同居していたと言います。さて、その耕民とたけの結婚写真が出た!今日、裏書を発見したんですけど

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昨日、また沢山の写真が発掘されました。もちろん、久保田耕民の。連載が始まる前に見つかってたらよかったのに、という写真もあったので、連載を読んで下さった方のために、いくつかご紹介していこうと思います。第8話に耕民が造り上げた、風流な庭のことを

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憶えている方は憶えてるかな・ぼくの連載小説『ねぇおじーちゃん』に挿絵を提供してくれた、若い友人(彼のお父上がぼくと同い年)から、素敵なコメントをもらったのでうれしくて、コメント欄と重複になるけど、転載させてもらいます。・・・・・・・・・・・

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連載を終えて
2021年11月16日14:32

初めて、ノンフィクションを連載しました。お読みいただいた皆様には、2週間のおつきあい、ありがとうございました。耕民を誰かに伝えたい、その思いだけで書いた拙文ですが、どなたかおひとりでも、耕民を記憶してくださった方がおられたら、それはぼくにと

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 もうひとつだけ、祖父の死にまつわる明確な記憶がある。 耕民は文化人であったし、人間関係も広かった。著名人の知り合いも多かった。だから親類縁者による密葬(自宅で行われた)と本葬と、2度の葬儀を行っている。密葬に私が参列しないことはあり得ない

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28時間だけの幸せ
2021年11月15日16:53

朝、屋上でおにごっこなどして走り回っていたが、ふとプリンちゃんが空を見上げると、白い飛行機が青を背景に遠ざかっていく。それを見送ったプリンちゃん、急に絵心が湧いたようだ。ぼくとふたりの絵って、初めて描いてくれたね。うれしい。氷に糸を垂らし、

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 やがて私は中学生になった。祖父は体調を悪くし、近くの総合病院に入院した。アメリカ行きで精魂が尽き果ててしまったのだろうと周囲の大人たちは言っていた。私は祖父の病室に何度も見舞いに行った。いや、それほど深刻に受け止めるまでに育ってはいなかっ

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2週間ぶりにプリンちゃん!出迎えるかのように、今朝、また羽化したんだよね。もう動きが鈍くなってるから、プリンちゃんが自分で飼育箱からキャッチ。44日ぶり、103頭目。放蝶したけど、やっぱり飛べない。レモンの木に載せてあげていた。ところで今朝

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 祖父はアメリカから帰った後も制作を続けていた。幼いころからよくその場面を姉と並んで眺めていたものだが、いつも私たちは息を飲むように沈黙していた。それは子どもながらに制作中の祖父の張り詰めた空気を感じていたからであったろう。祖父は屏風や襖に

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 話は耕民の生前にもどるが、耕民は有秋会という、画風に捉われない自由な画壇を創設し、主宰していた。有秋会は毎年秋に、天王寺の市立美術館で展覧会を開く。私たちは祖母に連れられ、開催中、よく会場へ足を運んだものである。私は絵を見るというよりも、

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解決です
2021年11月12日22:06

「お確かめ」られましたね。よかったぁ!昨日の朝から深夜まで、さんざん苦労したけど、解決すればそれでいいさぁ。一体何が起こったていたのか、ぼくなんかには謎のままだけど。皆さん、どうもお騒がせしました。すっきり!

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お確かめ
2021年11月12日22:05

ブログに突然アップできなくなった件、パソコンのせいでもない、ネットワークのせいでもない、携帯からはアップ出来たり、新画面からはアップ出来たり、どないなっとんねん!って、もちろんヤカラじゃないし、そんな書き方はしてないけど、ぼくの窮状をFC2に

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ナミアゲハ255号
2021年11月12日11:30

おいおいおい、まだ羽化するのかい?今日は日が照ってあったかいけど、木枯らしが吹いてるよ。割と元気に飛び立ったけど、もうどこにもお相手なんかいないと思うぞ。もしかしたら、屋内に飼育箱を置いてるから、あったかくて羽化するの?飼育箱を外に出した方

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苦闘は続く
2021年11月12日10:57

ブログアップ画面の不具合は依然続いている。昨日も夜中までやってたけど、結局は解決しないまま。このことも、このこともゆっくり書きたかったのに、新画面は旧画面に比べて便利になったと書いてるのに、機能がメチャ制限されていて、思うように書けない。と

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 あれこれと気が多く、いろんな趣味に手を出してしまう私は祖父の遺伝子を受け継いでいるのかとも思うが、飽き性の私と祖父とでは根っこの部分が明らかに異なっている。多趣味な人であったと言えばそれまでだが、そこから耕民の、形に捉われない、感性の豊か

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 祖父は草木も好きであった。憶えているのは「シュウカイドウ」という草本の名で、祖父はこの花をどうしても庭で咲かせたかったようだが、植えても植えても枯れてしまうらしく、今年もダメだったと残念がっていたのを何度も耳にしている。 アマガエルにも執

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少し前にこの本のことを書いた。先日読み終えたが、本当に面白かった。文豪たちがどんなミステリを?と興味を持ったのだが、無知の恥。谷崎潤一郎は江戸川乱歩や横溝正史をインスパイアした人だと言う。川端康成はミステリ風の作品を多く書いていたそうだ。確

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 祖父は芸術家であり、風流な人でもあった。今、旧耕民宅は鉄骨の住宅に替わっており、私はそこに暮らしているのだが、昔の耕民宅は子ども心にも魅力にあふれていた。門柱を入れば右手に別棟が増築されていたが、私のとても幼いころの記憶にはなかった家屋で

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 話はそれるが、私が生まれる前に、祖父は借家業もしていたようである。自宅の並びに十数件も長屋のように家作を持ち、家賃収入を得ていたらしい。少しでも収入を安定させるためであったろうか。ただ、そこは世事に疎い芸術家、家賃を取り立てたりするのが面

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ナミアゲハ254号
2021年11月08日11:51

朝起きたら、曇っていて寒い。でも、ええっ?うそーっ!この寒空にまだ羽化するの?暖房はしてないけど、室内はあったかいから?もしそうだとしたら無理に羽化させて罪なことしてるけど、同じ環境で、もう越冬を決め込んでいるサナギもたくさんいる。羽化って

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