僕は感染症の流行ででガラガラになった夜の空港ターミナルで彼女を待っていた。早くつきすぎてしまったから、時間を潰すために入った第二ターミナルの喫茶店もやはり閑散としていて、広い店内には二、三人の先客しか居なかった。読み物もなく、僕は冷めたコ
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