*『History of Tibet, Part 1:チベットの歴史1』50分 「The Lost Mystery:失われた神秘」 <1904〜1949年> 1903年からの英国、ロシア、中国など列強のチベットを巡る駆け引き、英国 軍のラサ侵攻などの映像。中国侵略以前の平和で牧歌的なチベットの映像。 さらにはダライ・ラマ13世の貴重な動画映像、幼いダライ・ラマ14世がおも ちゃの車で遊ぶ映像も含まれる。
*『History of Tibet, Part 2:チベットの歴史2』48分 「The Bamboo Curtain Falls:落とされた竹のカーテン」 <1950〜1980年> 51年中国共産党軍のチベット侵攻以降のチベット現代史の映像記録。 59年のラサ蜂起、法王のインド亡命逃避行。文化大革命による宗教文化破壊の 実態。80年ダラムサラよりの特別視察団がチベットを訪問した時、法王の特使 を一目見ようとする悲しみの大海のような民衆の姿も描かれる。
*『Red Flag over Tibet:チベットを覆う赤い旗』58分 <1994年> 前記二つと重なる部分もあるダイジェスト版。 珍しい文化大革命時代の映像あり。 いかにチベットが植民地化され、ますます抑圧され支配され続けているか、そ の中でいかにチベット人はサヴァイバルしてきたか、その受難の実体を明らか にしようとしている。
*『Compassion in Exile:亡命と慈悲』58分 <1992年 DIIR(チベット亡命政府情報国際関係省)制作 > ダライ・ラマ法王の亡命から現在までの活動を中心に紹介するフィルム。 ハインリッヒ・ハイラーらの有名人、政治犯のインタビューも多数含まれる。 中国の侵攻とその後のチベットの状況、法王を中心に生き抜く亡命チベット人 の姿がすべてわかるダイジェスト版。
*『Tears of Touture:拷問の涙』28分 <1994年 DIIR(チベット亡命政府情報国際関係省)制作> ダラムサラの尼僧院に暮らす2人の元政治犯の尼僧の証言を中心にしたドキュ メント。2人の尼僧と監督のチベット人は中原一博氏の古い友人。彼は「私が 証人になってもいいが、すべて真実だ。控え目で実直で心清い2人の様が泣け る、造りはいかにも田舎政府制作風だが、そこがまたいい」と語っている。