「石見銀山」には浩子さん島根県大田市での「101人コンサート」を聴きに行った折に訪れた。
早春であったと思う。軟らかい緑が萌え、梅の花が咲いていた。
段々になった精錬所跡や昔ながらの赤い屋根瓦の家々が並ぶ街並みと代官所跡など、銀山独特であろう村を見て歩いた。また、山上の城跡へと登り、その途中には廃村に朽ち果てた廃屋を見た。間歩(坑道)には入っていないが、記憶に残る土地であった。
その後、銀山から日本海に抜け、仁摩の砂浜で鳴き砂の上を歩き「キュッ、キュッ」と砂の鳴る音を聴いた。
その当時は「世界遺産」という言葉も知らなかったかも。当然ながら「世界遺産」に登録されるなどとは思ってもいなかった。
ところで、この大田市での「101人コンサート」は、コンサート開始直後にピアノの黒鍵が鳴らない故障が発生し、本番中に修理するという前代未聞の事態になり、修理が終わるまでおしゃべりで繋いでいた。
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