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2025年05月30日13:36

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アニメ話・中善寺先生/ジークアクス/アポカリプスホテル

●中禅寺先生物怪講義録・8話。謎の楽譜の謎。見た目にも不自然な悪魔の楽譜となるとそりゃ暗号話であり、ミステリとしては欠かせないネタではある。暗号作成者が素人とはいえ、キーやヒントも無しにチラ見で解読してしまう中善寺先生は流石の万能キャラ。素直に頻度分析とかしてたら逆にドツボに嵌りそうなシステムだったしねえ。

暗号というものの性質、種類、弱点や攻略法などの概観から、なぜ暗号を使わなければならなかったのか、なぜ怪談話のような性質が付与されちゃったのか、という時代的な背景まで、なかなか入り組んだ構成になってて楽しい。スリラーっぽさ出す為に当て馬的に設定されたストーカー先生は、まあちょいかわいそうな気はしましたけども。こういう雑な暴漢が出てきそうな時代ではあるんだよね。

●機動戦士ガンダムジークアクス・8話。前半は回想話、前作のキャラやメカがわらわら出てくるのはまあ、楽しい。いきなりの量産型ビグザム→ソロモン落とし、というインパクトあるツカミも上々。アクションも面白くて、キケロガが展開前のメガ粒子砲で薙ぎ払い、本体に反射するビーム光を古い感じの塗り分けで表現しつつも光源移動はヌルヌル動く、という折衷的な演出でかっちょよかった。

シャアの下剋上がシャロンの薔薇(グラナダの地下にララァが居るのかな)のお陰で頓挫、結果的にシャアはザビ家とジオンの英雄になっちゃう…というンは皮肉よね。今回シメでシャアさん再登場してきたが、この流れだと相当にめんどくさい動きやらかしそうで楽しみ。

後半はまずニャアンのジオン生活。家庭的な面出して懐柔にかかるキシリア様と、構図から色から「三人目」から、あからさまなエヴァ風味MS・ジフレドの登場。「このMS…キシリア様に似てるんだ…」で思い出すのはうすたの「ガンダムに似ていらっしゃる…」か、トニたけのシャアとキシリアとザクレロか。襲われてイヤボーンで「敵」を思わず殺しちまうのがビットでの人体攻撃という、あまりの過剰威力が状況の歪さのメタファーに見える。

一方のマチュについては詳細は次回らしいが、ガンダム奪ってソドン脱走。この子も流石主人公でありやりよんな! マチュは本物だから、と諦観のように言い、彼女が行った地球を見ようとするも月の裏側で見えず、代わりに異形のソロモンが見える…というニャアンのシーケンスはエモい。

いろいろ。 ・ソドン(ホワイトベース)が現状唯一の強襲揚陸艦で、その正しい使い方をするというセリフは「なるほど…」と思ったり。正史だと単に戦艦・空母扱いだっけ? この辺のガンオタらしい視点ではある。 ・マ・クベに杉田智和。単なるモノマネにならず、本家を感じさせつつこの人自身のキャラになってる。やっぱ上手いんだよこの人は。 ・シャア麾下にシャリアとマリガン、加えてトクワンとデミトリも居るのがサービス。…ドレンが艦橋キワキワに居るとこを艦外から見るショットがあると緊張するんですよ。なんでですかね。「私が行くまで持ちこたえられんとは…」に対応する「よく持たせた、ドレン」のセリフが小憎たらしい。 ・ソロモンのシャアの前に、テメエのテーマソングとともにMSで出てくるセイラさんがなんか可笑しかった。シャアの「アルテイシア!」のセリフがものすごく池田秀一っぽくてちょっとビビったり。 ・再登場シャアの空港シーン、パネルの地名がガンダムゆかりのものばっかで楽しいのだが、ど真ん中に上井草はホンマ同人ノリだな。あのパタパタをぜんぶ解析したサイトとかありそう。探してみるか。その相手のお嬢さん、父の名がレオ・レオニ。アリモノまんま使うのはガンダムでも珍しくない?

●アポカリプスホテル・8話。見どころが多く気合も入ってて非常に楽しい回だが、説明するのが非常に難しい回である。一言で言うなら主人公が行き詰まって友人と対立し、相克を経て止揚するという流れ。…そうかなあ!?

まず初っ端、ホテリエ業務を受け継いだポン子さんが幼女からお嬢さんに成長しており、まだ少ないとは言え地球外からのお客様もコンスタントに来訪している、という描写。相っ変わらずサラッと流しよんな重大事項をさ! そこに大気圏突入してきたヤチヨさん(宇宙人がホテルに行ったり来たりしてることが原因だろうか)、なんとか再起動するも20+50年経過しててついでに足が履帯に・手がマジックハンドになっていると。こんなギャグみたいな要素が、後半のバカみたいな感動シーンに繋がるとは予測もできない。できるか!

クライマックスのヤチヨさんとポン子さんの、所謂夕日の土手で殴り合うシーン。上で書いた通り感動的でエモーショナルな流れなんだけど、ロボなのにグレたヤチヨさんとかすげえかっちょいい強化外骨格のポン子さんとかロボアニメとしても上等なバトル描写とか、そして双方のスレ違いを象徴するのがヤチヨさん姿の涅槃仏であるとか…つまり、物語上の必須要素があるべき場所からズレているその数・度合い・質、どれもが見事過ぎて惚れ惚れする。事態が収まって最後にシャンプーハットでちょっとしたオチ付けたりして、もうスゲエなあ。

いろいろ。 ・サワリんとこで効いてくるヤチヨさんの電子的ハルシネーション、かつてのオーナーや仲間たちの姿とその後のポン子たちの記憶がオーバーラップするのがなかなかエモくてほろりと来る。いい演出だなあ。 ・バトルシーンは手描きメインで昭和スケバンのグレヤチヨさん相手に次々とゴツい武装を展開する、手に汗握る演出でいい。蛇腹剣/ガリアンソード出しよったぞ。 ・ヤチヨさん以外のロボたちがそれなりに古びているのが心配だしちと物悲しい。ムジナばーちゃんが調子悪いとか、そういうのも時の流れを感じるねえ。
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